...私(わたくし)はもうこの世(よ)に生(い)きている甲斐(かい)がありませぬ……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...われわれが名をこの世の中に遺(のこ)したいというのでございます...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...「この世の中を、私が死ぬときは、私の生まれたときよりは少しなりともよくして逝こうじゃないか」と...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...この世界に逗留(とうりゅう)を黙認されている次第(しだい)だ...
海野十三 「海底都市」
...この世での務めが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...もしこのブルジョア社会に、仮にくだらぬ愚劣なものであるにしても、とに角世論というものがあり、それが少なくともジャーナリズムには直接の関係があるとすれば、この世論は、たしかに今年になってからは、もっと真面目な内容のある読物を要求したと云わねばならぬ...
戸坂潤 「読書法」
...この世に生れて来た甲斐のあった自分を...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...この世において腐敗するを得ず彼(か)の世において不死なるある聖なる要素...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...金銀珠玉の細工物は一度壊されては再(ふたたび)この世には出て参りませぬ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...或(ある)いはこの世界の人々に対し...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...天国は人影もなくさびれよう!88天国にはそんなに美しい天女がいるのか?酒の泉や蜜(みつ)の池があふれてるというのか?この世の恋と美酒(うまざけ)を選んだわれらに...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...それは人がこの世に生まれる刹那...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この世に欠くべからざる用をなすところをもって言えば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この世の見納めになる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...別れしに悲しきことは尽きにしをまたもこの世の憂(う)さは勝(まさ)れるこれは源氏の作である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かくてしばしばこの世には不自然な勢いが白昼を歩くのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...如何にこの世の多くの人たちのと異るかに気付かないわけにはゆかなかった...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この世には平家一門ばかりでなく世尊という人もいるような気がした...
吉川英治 「源頼朝」
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