...遺骨をお預けしておいたのでございます」「納骨堂へは先日私も御参りしましたのでよく存じて居ります」と云うと久子さんは丁寧におじぎして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...あんまり大きいので平常は菱井信託の地下二階の宝物庫にお預けになっていたのを特にこの度お取り寄せになったんです」と同族の侯爵夫人が云った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...檀那様が私にお預けになつたのは確(たしか)にこれでげすよ...
薄田泣菫 「茶話」
...やはりこのたびの陰謀に加はり捕へられてお預けの身になつてゐるのを御赦し下さるやう...
太宰治 「右大臣実朝」
...どうかお慈悲を持ちまして如何なる者にでもお預け下され...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...差当りこれだけお預けしておきます...
徳田秋聲 「和解」
...これをあなたへお預けしておきますから……...
豊島与志雄 「古井戸」
...それで更に手数がかからなかった」七旗本の神尾主膳(かみおしゅぜん)はお預けから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上に殿様がお預けになるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...お預けか」さう言ひながらも二人は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...承(うけたまわ)りますれば私の大切な八人の小供はフランスの政府にお預けになったとのこと...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...子供をお預けしまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妻と二人の子は沼田東兵衛という老職にお預け...
山本周五郎 「思い違い物語」
...いろいろの芸があってお回りもすればチンチンお預け...
山本笑月 「明治世相百話」
...お父様は矢張りこんな風に昔の名前を云っておられました)にお預けになるので...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...四藩へ分けてお預けの事)と決まった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もう四家へお預けとなって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...細川の四家へわけてお預けと決ったのは夜で...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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