...友人鵜照君の年賀状観の変遷史をここに御紹介して読者の御参考あるいはお笑い草に資するのである...
寺田寅彦 「年賀状」
...「小藤次氏」岡田小藤次は、仙波小太郎の顔に見覚えのあるほか、姓も、身分も知らなかったが、小太郎は、お由羅の兄として、家中の、お笑い草として、大工上りの小藤次利武を、十分に知っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...こんなお笑い草ばかり転がっているわけではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...お笑い草はいいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが畳を換えてくれと要求する朝三暮四(ちょうさんぼし)のお笑い草に過ぎない」「そうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ほんとうにお笑い草ってな顔してるじゃアないの...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...志丈だけに名医がとんだ只今のお笑い草である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...お笑い草ですナー」豈に啻に小鳥のみならんやである...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
......
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幾度もいうようだがお笑い草だろうぜ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ですが中川さんにはうっかりした物を差上げるとお笑い草の種になりますから困りましたね」主人「ナニ構うものか...
村井弦斎 「食道楽」
...いえまたお笑い草の種でげしょうが...
山本周五郎 「新潮記」
...自分の愛などはお笑い草ではないか...
山本周五郎 「竹柏記」
...いかがかと存じてお笑い草にさしあげました」「いつでもありますか」「さあそれが」と甲斐は苦笑した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...たわいもないが当時の寄席気分をちょっとお笑い草...
山本笑月 「明治世相百話」
...こんな喜劇が随所に見られたのも今は昔のお笑い草...
山本笑月 「明治世相百話」
...後で聞くと局員が持て余した末のお笑い草に...
山本笑月 「明治世相百話」
...お笑い草にされました...
夢野久作 「白髪小僧」
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