...「これからまた夜學のお勤めですか」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お勤めの終りますまで」と...
直木三十五 「南国太平記」
...どこかお遊び半分お勤めにお出なさればいいのに...
永井荷風 「ひかげの花」
...私も今日から通いでお勤めだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...少なくとも司法機関にお勤めのはずですが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...「私は思いがけない大きなお邸(やしき)へお勤めすることになりまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...斎宮をお勤めになった間の罪を御仏(みほとけ)に許していただけるだけの善根を必ずなさい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうなってもまだ迷うのは子を思う道の闇(やみ)だけで宮が重態だと聞くと仏のお勤めも怠るばかりで恥ずかしくてなりませんが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...例の宵(よい)の仏前のお勤めのために手水(ちょうず)を差し上げる役にあたった中将の君の扇に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明け方のお勤めを仏前で宮のあそばされる間に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親子兄弟相変らず揃(そろ)うてお勤めなさる...
森鴎外 「阿部一族」
...我々のお勤めの前奏ともいうべきスルソム・コルダ〔汝ら心を清くせよ〕をつけ加えなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分のために最後のお勤めをさせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あたしはあなたがどこかへお勤めしていて下されば...
横光利一 「夜の靴」
...供奉(ぐぶ)のお勤めに罷(まか)らねばなるまい...
吉川英治 「私本太平記」
...お勤め大儀でおざった」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜂須賀の一族は、先代以来、斎藤家とは切っても切れぬ旧縁のある間がら――織田に加担(かたん)は義において出来ぬと、明白に断りの書いてあるものを、おぬしどう読んだのだ」「字の如く」「……?」「いや済まぬ」ふいに頭を下げて、「てまえの重任を案じて、これまで後を追って、そうお訊ね下さる友誼(ゆうぎ)に対して、甚だ不挨拶(ぶあいさつ)を申すようで恐れ入るが、いささか思案もござれば、どうぞ御懸念なく、留守方のお勤め、慥乎(しっか)とお守りねがいたい」「それ程までに申すなら、自信もあることだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...寸暇(すんか)もなくお勤めと伺っていましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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