...芹川さまのお兄様が...
太宰治 「誰も知らぬ」
...乱れて来ているらしい」「妾――お兄様...
直木三十五 「南国太平記」
...深雪が「お兄様」「行けっ...
直木三十五 「南国太平記」
...「お兄様は?」「いらっしゃいますよ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私の伯父――お母様のお兄様に当る方――が...
野村胡堂 「古城の真昼」
...お兄様は忘れてらっしゃるのよ...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...あの時のお兄様のおやさしきお言葉……おゝ周の小さな胸は高鳴ります……詩をつくりましてよ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...お兄様もその日はお加減がわるかったのを...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...「お兄様と私とはやっぱり不義の子だ...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...もしお兄様と私とが御一緒になるような事になりましたならば...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...私はどうしてお兄様にお眼にかけることが出来ましょう...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...そのためにお兄様の御名誉と芸術とを捨てていただく事が...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ただ……お兄様がこの手紙を御覧になりましたならば...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...それは何故かと申しますと、お兄様はもしや、お兄様の本当のお母様を御存じなのではないかと思われますからで御座います...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お兄様のお耳に這入(はい)らないのですか……ああ……お兄様お兄様お兄様お兄様……あんまりです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お兄様の手に抱き取って……」私は掌(てのひら)で顔を烈しくコスリまわした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そうして最前のように「アッ……お兄様ッ……」と叫んで飛び付いて来はしまいか……というような...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どこか貴方とお兄様とで...
夢野久作 「二重心臓」
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