...おとぎ話のなかの魔法使(まほうつか)いとおなじになれるんだ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...あれはみんなおとぎ話です...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...またミッキーマウスやうさぎのオスワルドやあるいはビンボーなどというおとぎ話的ヒーローを主題とした線画の発声漫画のごときものがある...
寺田寅彦 「映画芸術」
...なんとなくおとぎ話を思わせるような幻想的な雰囲気(ふんいき)に包まれる...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...おとぎ話というものは...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...それをいいかげんなほんの一面的なやぶにらみの注解をつけて片付けてしまうのではせっかくのおとぎ話も全く台無しになってしまう...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話はおとぎ話でよいのである...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...おとぎ話も植物の標本もわれわれに教うるものは人間と自然との事実である...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...もしもこれらのおとぎ話を...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...「漢楚軍談(かんそぐんだん)」「三国志(さんごくし)」「真田三代記(さなださんだいき)」の愛読者であったところの明治二十年ごろの田舎(いなか)の子供にこのライネケフックスのおとぎ話はけだし天啓の稲妻であった...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...洪水(こうずい)のように押し込んで来る西洋文学の波頭はまずいろいろなおとぎ話の翻訳として少年の世界に現われた...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...夢のようなおとぎ話の世界が残っているという気がするのである...
寺田寅彦 「夏」
...おとぎ話や伝説口碑のようなものでも日本の自然とその対人交渉の特異性を暗示しないものはないようである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...トルストイのおとぎ話に牛乳の白色という観念を盲者に理解させようとしてむだ骨折りをする話がある...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...そしておとぎ話のように幸せになりなさい」「熱心ですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...おとぎ話のようです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...これはおとぎ話の国であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いわゆるおとぎ話...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
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