...ちつとも雲がない山のよろしさ・おもひでは山越えてまた山のみどり刑務所の高い塀から青葉若葉千人風呂ま昼ひろくて私ひとりにあふれる湯ぞんぶんに湧いてあふれる湯をぞんぶんに・ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯駅所見初夏の牛どもよ載せられてどこへ行く・こんなに晴れた日の猫が捨てられて鳴く五月廿七日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...飲んでも酔はない二人であるく(樹君に)日記といふもの改作再録・ゆふなぎしめやかにとんでゐるてふねてゐるてふ・病みて寝てまことに信濃は山ばかり・ちんぽこもおそそもあふれる湯かな(千人風呂)山があれば山を観る雨のふる日は雨を聴く春...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「草木塔」
...おそそうのないようにお宿もとまでお送り申せと...
中里介山 「大菩薩峠」
...おそそうがあってはいけないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞き慣れない字面(じづら)に眼を御注(おそそ)ぎなさい...
夏目漱石 「行人」
...なんておそそうな――」そう言って着せてやったのは...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...人は死によってもなおそそぎつくせない贖罪のあるものだということを感じた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...専ら道風の御宣布に心をおそそぎあるがよい)などと閑話の折など口に洩らして...
吉川英治 「新書太閤記」
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