...或るうら若き美しい人の...
石川啄木 「葬列」
...此白い門に入りつ出つする幾多うら若き学園の逍遙者の...
石川啄木 「葬列」
...外国の婦人のまだうら若きと見ゆるが靴の上に草鞋をはき...
伊藤左千夫 「滝見の旅」
...うら若き未亡人の...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...そのうら若き莟みこそ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...―――十八歳になり給ううら若き自天王...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...このごろうら若き女のほの見ゆることあるよしいづこともなく聞え侍れば...
長塚節 「長塚節歌集 中」
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野口雨情 「枯草」
...うら若き娘心を述べつづるやさしかる歌のたぐひか...
萩原朔太郎 「宿命」
...我があるは上の山田の露天の湯五里が峰より雲吹きて寄る日輪に礼拝したる獅子王の威とぞたたえんうら若き君前の若き日のやむごとなさの王城を生物であらはすと獅子王の威光となる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...うら若き子女をはぢめとして...
牧野信一 「バラルダ物語」
...若人はたすきりりしくあやどりて踊り屋台を引けば上にはまだうら若き里のおとめの舞いつ踊りつ扇などひらめかす手の黒きは日頃田草を取り稲を刈るわざの名残(なごり)にやといとおしく覚ゆ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...(b)ウェヌスに導かれてうら若き乙女は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うら若きわが影はそとのみ消えて奥寄(あうよ)りぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...汝(なれ)を生みし夕のうら若き母のまぼろし...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...そのうら若き純情に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...京にはうら若きお妃やら乳(ち)の御子(みこ)もおわしたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
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