...うつろな声で男爵に話しかけた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...うつろな声がしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...低いうつろな声が...
梅崎春生 「日の果て」
...うつろな声でたずねた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...と三時をすぎた静寂の中にうつろな声で獣のようにささやいていた...
豊田三郎 「リラの手紙」
...ははははは……」青木さんはうつろな声(こゑ)で笑(わら)つた...
南部修太郎 「夢」
...なぜか、気が沈む……サト子は、どうでもよくなって、うつろな声で、言った...
久生十蘭 「あなたも私も」
...五音(ごいん)をはずしたうつろな声で...
久生十蘭 「奥の海」
...けれどもこれがいつまで続くかは……はっは」うつろな声だった...
山本周五郎 「新潮記」
...だが悶絶するほどの苦しみを経て、覚悟はきまったのだろう、低くかすれた、うつろな声で、とぎれとぎれに云い始めた...
山本周五郎 「つばくろ」
...ばかなやつだ」六郎兵衛はうつろな声で呟いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...うつろな声でよんだ...
吉川英治 「親鸞」
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