...それから一時(いっとき)ばかりたった頃(ころ)です...
芥川龍之介 「報恩記」
...一斉(いっとき)に緋桃(ひもも)が咲いたほどであるから...
泉鏡花 「瓜の涙」
...昨日のうちに貰うぞといっときながら...
海野十三 「地中魔」
...ほんのいっときながらも...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...相当の売れっ妓(こ)になっている芸妓――兵馬は一時(いっとき)...
中里介山 「大菩薩峠」
...一時(いっとき)...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっとき眺めていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いっとき旅に出してやったら...
火野葦平 「花と龍」
...そして一時(いっとき)の静寂が訪れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...舟木 いや、いっとき、このままにしとく方が良い...
三好十郎 「冒した者」
...投六 あがって一時(いっとき)寝るがええ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...いっときも休んではおりません...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...そしていっとき息をひそめるようにして...
山本周五郎 「落ち梅記」
...いっとき溜息をつくような気持であった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...それきり一刻(いっとき)もたったろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...またひどく機嫌のいい一瞬(いっとき)を顔に見せたのか...
吉川英治 「私本太平記」
...一刻(いっとき)でも...
吉川英治 「松のや露八」
...わたしは一時(いっとき)ぽっとなりましたよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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