例文・使い方一覧でみる「いたずらな」の意味

...中でもいたずらな一人が... 中でもいたずらな一人がの読み方
芥川龍之介「偸盗」

...あれがどうしていたずらなどでありましょう... あれがどうしていたずらなどでありましょうの読み方
江戸川乱歩「湖畔亭事件」

...小柳雅子へのいたずらな想いをそうして追い払おうと努めたところ...
高見順「如何なる星の下に」

...いたずらな蜘（くも）めが糸で頸をしめる... いたずらな蜘めが糸で頸をしめるの読み方
徳冨蘆花「地蔵尊」

...ワーテルローがただいたずらなる剣の響きにすぎないその時代において...
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...その職工にとっては一つとしていたずらな道具はない... その職工にとっては一つとしていたずらな道具はないの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...そのいたずらな平沙の浦の海をながめていた駒井甚三郎は... そのいたずらな平沙の浦の海をながめていた駒井甚三郎はの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...かのいたずらな平沙の浦の磯から拾って来た女であります... かのいたずらな平沙の浦の磯から拾って来た女でありますの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...いたずらな理窟をつけて... いたずらな理窟をつけての読み方
夏目漱石「文芸の哲学的基礎」

...いたずらな子どものことだから... いたずらな子どものことだからの読み方
新美南吉「子どものすきな神さま」

...いたずらな自負心は... いたずらな自負心はの読み方
柳宗悦「益子の絵土瓶」

...――いたずらなら笑って済ませる... ――いたずらなら笑って済ませるの読み方
山本周五郎「屏風はたたまれた」

...魔性の女のいたずらな恋慕――内心如夜叉（にょやしゃ）の美貌に親切らしい化粧をつくッて... 魔性の女のいたずらな恋慕――内心如夜叉の美貌に親切らしい化粧をつくッての読み方
吉川英治「江戸三国志」

...ひっこめ」いたずらな魔もの達は... ひっこめ」いたずらな魔もの達はの読み方
吉川英治「かんかん虫は唄う」

...日頃も父や兄を忘れているからこんな苦しみにいたずらな煩悶をするのです...
吉川英治「三国志」

...いたずらなる嘆きをいわなかった... いたずらなる嘆きをいわなかったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...それは私本太平記の途上ではいたずらな構成のアンバランスになりかねないのだ...
吉川英治「随筆　私本太平記」

...いたずらな昂奮（こうふん）の上に彼をも乗せた... いたずらな昂奮の上に彼をも乗せたの読み方
吉川英治「松のや露八」

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