...家父長の実体はあり得ない...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...神が私を嘗て欺くことはあり得ないといふことを認知する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...以外に学生の立つべき又持つべき足場も眼もあり得ない...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...哲学の理論が実践的・政治的・党派的・関心に動かされた階級イデオロギーであり得ない理由は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...展化したもの以外のものではあり得ない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今日評論家と云われる者で戦争に触れない者はあり得ないだろうからだ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...又彼の「人」にも本当は何等の社会性(風土性!)はあり得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ましてルソーやペスタロッチでもあり得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...解釈のないところには事実も亦あり得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...関係のあるのは西田哲学に於ける宗教的要素であって素より宗教的方法(そういうものは無論あり得ない筈だ)ではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...どこか天上から降って来たものではあり得ない筈で...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...決して無縁なものであり得ないことは明らかだろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...現在その身を托している舟そのものを弄ぼうということはあり得ないことですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...卵橋(ポンヌフ)の河岸につらなるパリの十六世紀からの住居の美もあり得ない面白いものではありませんか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕の搜している女などではあり得ないと言うことが...
三好十郎 「肌の匂い」
...それは直観以外にはあり得ない...
柳宗悦 「工藝の道」
...もし独断的なら物をじかに見ていない証拠であってもともと直観ではあり得ないのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...しかし内より必然性をもって出たものでないという意味の模倣ではあり得ないであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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