...」は底本では欠落]そしてありったけの力を出して頭をあげました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...ありったけの心あたりを探してみて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...「これがもらったありったけの財産ですが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...麻縄をありったけのばしました...
海野十三 「怪塔王」
...ありったけの声で呶鳴(どな)るのです...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...お前にそれを心のありったけ話し尽したならば...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...根こそぎありったけのことを思い出すが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ありったけの時計を...
直木三十五 「大阪を歩く」
...山やまがありったけの風を吹きつくしたかのようにけさは静かである...
中勘助 「島守」
...ありったけの提灯(ちょうちん)をつけて皆んな俺と一緒に来るがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「鼠がありったけ出て来たら...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...ありったけ吐きだしたが...
久生十蘭 「肌色の月」
...あなたひどい方よ」と媚かしい眼元にありったけの思いを籠めて怨じるようにいう...
久生十蘭 「魔都」
...ありったけの力をこめて時計は二時を打った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私もそれらの花に対して私のありったけの誠実を示すことの出来る機会の来つつあることを心から喜んでいた...
堀辰雄 「美しい村」
...勢いよく取り上げたお銚子にありったけの感謝を含めて文楽のほうへ...
正岡容 「小説 圓朝」
...でもわたしがありったけの速力(そくりょく)で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...はげしい歓喜(かんき)の表情(ひょうじょう)のありったけを見せて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
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