...神(しんれい)のあらたかなる事あまねく人の知る所なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世間に知られた霊験あらたかな聖像もなく...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...内容はみな同じことなあらたかさをもつ御神体だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...何うせ毎朝人肌に暖まつて居ようといふあらたかな佛樣だ」「おや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...板銀や一分金に變へるといふあらたかな地藏樣だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...運慶(うんけい)とか湛慶(たんけい)とかの作といわれるあらたかな不動明王様が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...効驗(かうけん)あらたかでしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんまり御利益があらたかなんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...而かも其の湯槽は肥溜でなく靈驗あらたかなる温泉である...
濱田耕作 「温泉雜記」
...やすくに神社はあらたか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...効き目が一寸あらたか過ぎる...
葉山嘉樹 「氷雨」
...汝(うぬ)たちに対つてあらたかな十字架で十字を切らずには措かぬぞ!」そして今にも彼が手をあげようとした時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...西洋の一部信者のあいだにはあらたかなものとされているが...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...大変ききめがあらたかです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きっとそれはピカピカ光ってまぶしくて白く後光がさしているようにあらたかだったのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あらたかな御慈(みめぐみ)深い観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)をまつってある寺々に...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それでも効きめのあらたかさには勝てず...
山本周五郎 「季節のない街」
...ご利益(りやく)があらたかだて」野の反響は...
吉川英治 「親鸞」
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