...霊験(れいけん)あらたかだといういいつたえがあって...
海野十三 「金属人間」
...霊験(れいげん)のあらたかなので聞えた仏様で...
薄田泣菫 「茶話」
...このあらたかな切符をかざしてドン・ホルヘを救いにあらわれたのである...
谷譲次 「踊る地平線」
...内容はみな同じことなあらたかさをもつ御神体だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...皮膚にはキリストの司祭様が今し効験顕著(あらたか)な手をば按(お)かれたのだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...何うせ毎朝人肌に暖まつて居ようといふあらたかな佛樣だ」「おや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...板銀や一分金に變へるといふあらたかな地藏樣だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうせ毎朝人肌に暖まっていようというあらたかな仏様だ」「おや...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...板銀や一分金に変えるというあらたかな地蔵様だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神聖(あらたか)な神の教会を覗かうともしくさらぬ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...西洋の一部信者のあいだにはあらたかなものとされているが...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...いともあらたかに直ってしまった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらたかな御慈(みめぐみ)深い観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)をまつってある寺々に...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...霧島のあらたかな峰...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...または何かあらたかな御利益のあった際に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...効験あらたかな祈祷師(きとうし)の噂(うわさ)などが...
山本周五郎 「季節のない街」
...輪廻(りんね)転生のあらたかさをさながらに拝ませているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...ご利益(りやく)があらたかだて」野の反響は...
吉川英治 「親鸞」
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