...この事実の真偽は余輩のあずかり知るところにあらざれども...
井上円了 「おばけの正体」
...しかもそはわが思う人のあずかり知る所ならざるべきを思いて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...錘を投ぐる者のあずかり知るところではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんな問題をうんぬんすることはわれらのあずかり知るところではない...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...政府吏人の毫(ごう)もあずかり知るべきものに非ず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...本官のあずかり知るところではない」すると彼はまたこう云わせた...
本庄陸男 「石狩川」
...「もし着ているシャツがわれらの意図をあずかり知るならこれを火中に投じよう」(これはもと古人メテルス・マケドニクスのいった言葉である)とか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あずかり知るところでなかった――という言い訳を遣わすようなもの...
吉川英治 「私本太平記」
...とんと正成のあずかり知るところにあらず...
吉川英治 「私本太平記」
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