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ことわざ

「鬼のかく乱」は霍乱?撹乱?錯乱?の違いと意味・使い方

「鬼のかく乱」は「鬼の霍乱」と書きます。
意味:いつも健康な人が珍しく病気にかかること

」は病気などしたことのない丈夫な人
霍乱」は現在でいう暑気あたりのことをいい、下痢や嘔吐、熱中症などの総称。

「霍乱」の語源:
もがいて手をはげしく振り回すという意味の「揮霍撩乱(きかくりょうらん)」からきています。

間違えやすい「鬼の撹乱」と「鬼の錯乱」
撹乱」とは、かき乱すこと
錯乱」とは、意識などが混乱すること
「霍乱」が病気の意味とわかれば、もう間違わないですね。

使い方:
風邪一つひいいたことがない母が寝込むなんて「鬼の霍乱」だね
皆勤賞の彼が風邪で休むとは「鬼の霍乱」ですね

では「たまご」は「卵」と「玉子」どっちがどっち?

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使い分け

「会釈」の正しい読み方「かいしゃく」「えしゃく」?意味と由来・語源

会釈」はなんと読むでしょうか?

読み方:えしゃく
意味:軽く挨拶や礼をするこ

語源:仏教語の「和会通釈」を略した言葉。
「和会通釈」とは、仏典で、前後の内容を照合し、矛盾がない解釈をすることです。「会通(えつう)」ともいいます。

「会」は「かい」とも読むため「かいしゃく」と読みそうになりますが、「一期一会」の「会」と同じ様に「え」と読みます。
愛知県知多郡には「会下(えげ)」という地名もあります。

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「おおばんぶるまい」は大判・大番・大盤振舞い?

「おおばんぶるまい」の「おおばん」は大判、大番、大盤どれでしょうか?

おおばんは、元々は「椀飯」「椀に盛った飯」の意味で、「わんばん」から「おうばん」になり、「おおばん」と変化し、「大皿」の意味の「大盤(おおばん)」となったとか。

では「椀に盛った飯」が「大きな皿」の意味になぜ変わったのか?その由来、語源は何でしょう?

平安時代、宮中行事で椀に盛った食事を振る舞っていました。それを「椀飯振舞い」といっていました。
その影響を受け江戸時代には、正月など大勢を招いた宴会や祝儀で、盛んなもてなしをすることをいうようになりました。
この気前の良い豪快なイメージから「椀飯」から「大きな皿、器」の意味「大盤」が当てられるようになったと考えられています。
読み方や、漢字が当て字に変わったりと、時代による変化は興味深いですね。

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年の瀬押し迫る「年の瀬」はいつ?由来と語源と意味

12月に入ると「年の瀬」という言葉をよく耳にしますが
一体いつからが「年の瀬」なのでしょうか?

答えは、正確には決まりはないのですが、
一般的にだいたい12月中旬から12月末までのことをいいます。

「年の瀬」の類義語:
年末歳末年の暮れ

「年の瀬」の由来、語源:
年の瀬の「瀬」は、とても流れが速く渡ることが困難である「川の瀬」の「瀬」を意味しています。
かつて江戸時代には「ツケ」で商品を買い、盆や暮れに支払うことが多かったようです。
そのため年末にお金を工面しなければならず、ただでさえ物入りな年末は苦労していたとか。
その様子を川の瀬に例えて「年の瀬」といったそうです。

ちなみに「年の瀬押し迫る」は
「年末の最後の数日が間近に迫ってくる」という意味です。

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名字(苗字)

一寸(ちょっと)説明「寸法」の由来

一寸」とは
読み方:ちょっと、いっすん
意味:時間、量、程度などがわずかなこと。
尺貫法の長さの単位

「一寸」ってどれくらい?
1寸=約3cm
10寸=1尺に当たります

「寸」の由来、語源
親指の幅をさしていたと考えられています。
親指の幅くらい小さいという意味なんですね

ちなみに昔話の「一寸法師」は
約3センチという本当に小さい法師ですね

現在、単位として「寸」は使う場面はなかなかないですが
寸法」「寸劇」「寸暇」など、わずかなことという意味の言葉として使われています。
また「一寸木」という珍しい名前もあり、「寸」の由来が関係しています。珍しい名字の記事→こちら

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未分類

「へそくり」の「へそ」はお臍(おへそ)?

「へそくり」を漢字にすると、「臍繰り」ですが
なぜ、お腹にある(へそ)で「へそくり」なのでしょうか?
気になったので調べてみました。

結論からいうと、この臍は当て字です。

最も古い繊維の麻、それを紡いだ麻糸をつないで巻いた糸巻き状のものを「綜麻(へそ)」といい、「おだまき」とも呼ばれています。
そして、糸を巻くことを「繰る(くる)」と言います。

細く紡げは紡ぐほど長い糸がとれます。
繰る人の腕が上がれば長い糸を紡げ、それが余分の収入につながりました。
つまり、「へそくり」とは、綜麻を繰った余分の収入のことを言っていたのです。
それがお臍の近く(腹巻)にお金を隠していたからだという説もありますが、臍と混同され、いつしか臍繰りとなったということです。

由来を知ると、へそくりは、こつこつ時間をかけてたまるものだと納得できました。

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三種の神器とは?どこにある?

三種(さんしゅ)の神器(じんぎ)とは?

昭和の高度成長期の三種の神器といえば、
電気洗濯機、真空掃除機、電気冷蔵庫ですが
その語源となった三種の神器とは何でしょうか?

それは「皇位とともに伝わるべき由緒あるもの」と、皇室経済法で定められています。
鏡(かがみ)、剣(つるぎ)、(しるし)のことで、
それぞれ八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の総称です。
そして三種の神器のうち、草薙剣と八尺瓊勾玉を「剣璽(けんじ)」と呼びます。草薙剣は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)ともいいます。

実は、天皇であってもそれらの実物を目にしたことはなく、「即位の礼」であっても、形代(かたしろ)(レプリカの意)が使われるそうです。このレプリカも披露されることはないそうです。
また本物の八尺瓊勾玉は赤坂御所に、伊勢神宮には鏡、熱田神宮には剣が安置されているそうです。

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自然

台風の語源と由来

中国では昔、四方からくる風を「颶風(ぐふう)」といい、日本でも熱帯低気圧を、江戸時代には颶風と呼び、熱帯颶風などと言っていたそです。

明治の初めにはタイフーン、大風とも表していたのですが、明治末頃、当時中央気象台長の岡田武松によって「颱風(たいふう)」と呼ぶようになり、1956年に「台風」に代わりました。

しかしその「タイフーン」はどこから入ってきた言葉なのか?その由来は諸説あるようなのですが、

一つは、台湾、中国で、激しい風のことを外国からの風のとして大風(ターイフォン)といっていたことからという説。や台湾付近でおきた風を「颱風」と言っていた説。

もう一つは、アラビア語の嵐を意味する「tufan」が「颱風」になった説。

そしてもう一つが、ギリシャ神話の怪物を意味するテューポーン「Typhon」から「颱風」になった説。

あと沖縄(琉球)の気象学者蔡温(さいおん)が作った造語説もあり、沖縄の方言では「カジフチ(風吹き)」や「テーフー(台風)」というらしいです。

はっきりとした由来は分かりませんが、国が違っても同じ様な言葉、発音で使われているのは興味深いですね。

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