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「魂消る」とは?読み方・意味・語源

「魂消る」は何と読むでしょうか?

答え・・・
読み方:たまげる

意味:非常に驚く、びっくりする。
語源・由来:魂が消えそうなほどの驚きから
魂消るの「消る」は、消える(きえる)が縮まったもの。

江戸時代から「魂消る」は使われています。
そして似た言葉に、「魂切る(たまきる)」という言葉があります。
これは鎌倉時代「怯える」という意味で使われていました。
しかし室町時代、魂消る(たまきる)と変化し、魂消る(たまげる)と同じように「驚く」という意味で使われるように変化した言葉です。

では、「蠱惑」とは何と読むでしょうか?

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「けじめ」を漢字一文字で書くと?語源

「けじめ」とは、区切りや、区別、境目の意味ですが
これを漢字一字で表すと、何でしょうか?

「けじめ」にはいくつかの漢字が当てられています。
区別
差別
別目」などです。
これらは由来は、「けじめ」の意味を当て字にしていたようです。

では、漢字一文字で「けじめ」を意味する漢字は?

答え:「」です。

「数」の由来:中国の古典に「数は、等差を謂ふなり」という一文があり、「数は、違いをはっきりさせること」という意味。
そのことから違いはけじめをつける意味であり、「数」が「けじめ」と読むようになったとか。

では、「そろばん」を漢字にすると?

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矍鑠とは?語源と使い方

「矍鑠」は書くのも読むのも難しそうな漢字ですね。今回はこの言葉についてご紹介いたします。

矍鑠とは?
読み方:かくしゃく
意味:年をとっても元気なこと
使い方・例文:「矍鑠たる老人」「矍鑠としている」
矍鑠是翁

由来・語源:紀元48年、中国の後漢という王朝時代、
馬援という将軍が62歳という年を理由に、時の皇帝「光武帝」から出陣を許されませんでした。
馬援は「まだ鎧も着れるし、馬にも乗れる」といって実際にして見せ、それを見た皇帝が笑い「矍鑠たるかなこの翁」と言い感嘆したといいます。
これが「矍鑠是翁」の語源ですが、「矍鑠」には深い意味はなく、ピンピンしているという意味の擬態語と考えられます。


現代であれば「矍鑠たる老人」を62歳に言うのは、まだ早いとも感じるかもしれませんね。

では、初老とは何歳からいうのでしょうか?

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与太話とは?語源と意味・類語

与太話とは何でしょうか?

読み方:よたばなし
意味:つまらない話、馬鹿話

「与太話」の「与太」の語源とは?
浄瑠璃での隠語で、「うそつき、でたらめを言う者」
また、古典落語では、
「与太郎」はいつも失敗ばかりする「愚か者」という設定で登場します。この「与太」が由来です。

与太話の類語は?
与太を飛ばす
ホラを吹く
冗談
戯言
虚言

ちなみに、「与太者」というと
ならず者、不良の意味で、
昔は「よたもん、よた公(こう)」とも言われてうました。

では、蠱惑的の「蠱」の由来は?

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動物

空蝉(空蟬)虚蝉(虚蟬)とは?忍術?読み方・意味・由来

空蝉、空蟬、虚蝉、虚蟬」はどれも同じ読み方をします。
読み方:うつせみ
意味:この世の(生きている)人、セミの抜け殻、夏の季語
由来・語源:もとは「うつしおみ」が「うつそみ」へ変化し
「うつせみ」となったとされます。「空蝉」や「虚蝉」は当て字。
そここから、空蝉=セミの抜け殻というわけです。
ちなみに「忍法空蝉の術」というものもあります。
忍者が用いる技(想像上の話ですが)の一つ。
(衣服を用いた方)身代わりと入れ替わる術のこと。
変わり身の術(丸太を用いた身代わりのやり方)という似た術もあります。

また、忍者が使う道具に「水蜘蛛」という水上を歩くための道具があります。「水蜘蛛」の別名は「アメンボ」ですが、「アメンボ」を漢字にすると?

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ことば

「齟齬(そご)」とは?意味と使い方

日常生活では使う機会は少ないのですが、ビジネスや政治の世界で、たまに耳にする言葉「齟齬」があります。
なんとなく分かるようでわからない「齟齬」についてご紹介します。

齟齬」とは?
読み方:そご
意味:
齟齬の「齟」は上下の歯が嚙み合わないという意味、「齬」は「食い違う」という意味から、「物事が嚙み合わず、食い違う」という意味
使い方・例文:「齟齬が生じる」

そもそも論点がずれているため、何度やっても食い違う
少々マイナスなニュアンスがあります。
ビジネスで使う場合は注意が必要ですね。

では、「慚愧の念」とは?

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ことば

「かくかくしかじか」の意味と漢字・語源

「かくかくしかじか」とは何でしょう?今回はこの言葉についてご紹介します。

「かくかくしかじか」とは?
意味:内容を具体的に話さず、その代用として用いる表現。話を省略したいときに使います。
漢字:斯々然々」「斯斯然然
同義語:「こうこうこういうわけで」「あれこれ」
語源・由来:「かくかく」と「しかじか」は「このように」という意味の古文のひとつ

「かくかくしかじか」は日本書紀や万葉集の中でも使われ、昔から使われ続けている言葉の一つなんですね。

では、古文書の読み方は「こぶんしょ」?「こもんじょ」?

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使い分け

「認める(みとめる)」以外の読み方と意味・由来

「認める」は「みとめる」と読みますが、もう一つ「認める」の読み方があります。その読み方と意味についてご紹介します。

認める」とは
読み方:したためる
意味:文章を書く、食事をする、支度をする、世を治めること
使い方・例文:「手紙をしたためる」「夕餉をしたため階下へ下りる」
由来・語源:粘り強いという意味の「したたか」から転じた説、
親しいという意味の「親し」が動詞化した説などあります。
「親」は「しっかり整える」「手抜かりなく行う」という意味も含まれており、
どちらの説にしても、準備をや行いをしかっりするという意味が転じているようです。

現在は文を「書く、記す」という意味で使われることがほとんどで、平仮名で表記されることが多いです。少し古風にも感じる「したためる」ですが、その言葉の意味から、単に書くというより、丁寧に心を込めて書き記すような雰囲気があります。

では、「強か」は何と読むでしょうか?

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食べ物

「わかめ」を漢字で書くと?

身近な食材の「わかめ」の漢字は複数あります。
今回は「わかめ」の漢字と由来をご紹介します。

「わかめ」の漢字:
和布
若布
稚海藻
裙帯菜

わかめの由来・語源:
食用の海藻の総称を「布(め)」といい、
その若い成長段階を「わかめ」と呼んでいたことが由来。

わかめは縄文時代には食べられていたとされ、万葉集でも登場します。
「わかめ」を表す言葉:
和海藻(にぎめ)
玉藻(たまも)
ちなみに、「めかぶ」は「海藻根(まなかし)」です。

「わかめ」についてもう少し
旬は春
日本列島周辺に自然分布
わかめを昔から食用にする習慣があるのは、日本と朝鮮半島だけ
消費量では韓国が日本の3倍
海外では外来生物で問題になっている

意外と知らないこともあるワカメでしたね。

では、カステラを漢字にすると?

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ことば

トイレの語源・由来は?

「トイレ」はどういう語源、由来なのでしょうか?

「トイレ」呼び方の語源、由来:
英語のトイレットルーム(toilet room)
「トイレ」は和製英語

ちなみに「トイレット」の語源:
フランス語のトワレット(toilette)
トワレットの意味:身支度、化粧

英語圏ではトイレットルームより、
バスルーム(bath room)、レストルーム(rest room)の方が一般的。

日本では、トイレを化粧室とも呼びますが、フランス語のトワレットと共通するところがあるのは興味深いですね。

ではトイレを漢字で表すと

もう一つのトイレ表示「WC」は何のことでしょう?