新聞記事に「1万人合理化『がくぜんとした』」という見出しを目にしました。
この「がくぜん」は漢字にすると「愕然」です。
この「愕然」とは?
意味:非常に驚く、びっくりする様
使い方・例文:「その発表に皆が愕然とした」
類語:唖然、驚愕、呆然
反対語:冷静、沈着、平然
英語にすると「shocked」
「諄い」は何と読むでしょう?
答え・・・
「くどい」です。
意味:言葉数が多い、繰り返し長々と続けてうんざりすること
色や味がしつこいこと
使い方・例文:「彼の説明は諄い」「この部屋の壁紙は諄い」
反対語:あっさり
類語:回りくどい、派手
「諄」は、じっくり、丁寧という意味もあります。
「諄諄」または「諄々」と漢字を二つ重ねると
「くどくど」と「じゅんじゅん」と読み、それぞれ意味も異なります。
「不悉」は何と読むでしょうか?
答え・・・
「ふしつ」です。
意味:思いを言い尽くさない
使い方:手紙の終わりに添える言葉。
類語:不尽、不一
「不悉」の「悉」は「ことごと」とも読み、残らず全てという意味があります。
不悉を英語にすると「Very Sincerely Yours」
ちなみに「悉」がつく地名や名字に「悉部」「悉知」があります。
「悉く」は「ことごとく」と読みますが、その由来は?
「伝手を頼って探す」
「連絡する伝手がない」
「人伝手に聞いた」
「伝手は辿るもの、コネは作るもの」などと使う
「伝手」は何と読むでしょうか?
答え・・・
「つて」です。
意味:頼る、離れている人に伝える方法や手段、手掛かり
「伝手」の類語:芋づる式、手づる、人脈、コネ
英語にすると「connection」
ちなみに、「伝」一文字でも「つて」とよみます。
以前はネットや一部オタクの中で使われていた「推し」や「推しメン」
最近は宇佐見りんの芥川賞受賞作品「推し、燃ゆ」や
漫画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」などよく耳にする言葉となりました。
この「推し」とはどういう意味でしょう?
推しとは?
アイドルグループの中で最も好きなメンバーを「推しメン」
それを略して「推し」といいます。
現在は、アイドルだけでなくアニメのキャラクターや作品、食べ物、スポーツチームなど幅広く使われています。
「推し」の語源:推薦する
つまり「推し」は単なる「好き」よりも、「人に勧めたいくらい好き」という意味合いですね。
「推し」の類語:ファン、御贔屓
「推し」の使い方:「このカフェの一推しは特大プリン」
「あなたは誰推しですか?」「推しが尊い」「推しのファンサ」
その他「推し」の表現と意味
激推し、神推し:熱狂的に特定のメンバーを応援する
箱推し、全推し:グループ全体を応援する
推し変:推しを変えること
推し被り:他の人も自分の推しと同じであること
「推し」の関連用語はまだまだ増えそうですね。
「推し」という言葉、是非日常会話で使ってみてください。
では、サブスクとは?
「黄昏時」とは?
読み方:たそがれどき
意味:夕暮れ時のこと
由来・語源:
日が暮れ薄暗くなって相手の顔がはっきり見えず
「誰ぞ彼(たれぞかれ)」(「あなたは誰ですか?」という意味)と聞く時間帯
「誰そ彼」が転じで「黄昏(たそがれ)」になったといわれています。
では、明け方はなんというでしょうか?
答え・・・
「かわたれ時」です。
由来・語源:
人の顔がはっきり見えない時間は「黄昏時」と同じですが、明け方の頃をいい
「彼は誰ぞ(かわたれぞ)」が転じ「かわたれ」、「かわたれ時」となったととか。
元は「黄昏時」「かわたれ時」どちらも、夕暮れ時と明け方に使える表現でしたが、現在は夕暮れ時、明け方と使い分けられることが多いようです。
ちなみに映画「君の名は。」で、「かたわれどき」という言葉が出てきます。
こちらは黄昏時の頃を表現した言葉で、「かわたれ時」に似ていますが意味は異なります。
数字を含む珍しい名字をご紹介します。
「五百旗頭」さん。何と読むでしょうか?
答え・・・
「いおきべ」さんです。
他にも「いおきと、いおりべ、いほきべ」とも読みます。
由来:第12代景行天皇の皇子「五百城入彦」の御名代部から。
御名代部(みなしろ)とは、貴族に仕える私有民のこと。
職業の一種が名前の由来なんですね。
では、「五百蔵」の読み方は?
珍しい名字をご紹介します。
「十七夜月」さん。何と読むでしょうか?
答え・・・
「かのう」さんです。
「十七夜月」の由来:
十五夜(満月)から二日後の十七夜(立待月)に願い事をすると叶うということから。
兵庫県に実在されるお名前です。
ちなみに「十七夜」は別名を「立待月」といいます。
立待月の由来は、月がでるのを今か今かと立って待つため
では、こちらも珍しお名前「四月一日」は何と読むでしょうか?