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「重複」は「じゅうふく」「ちょうふく」?正しい読み方と意味

重複」は「じゅうふく」と「ちょうふく」、どちらの読み方が正しいのでしょうか?

「重複」の意味:同じ物事が二つ以上重なること

重複の「重」は「じゅう」と「ちょう」と読み、
「ちょう」は漢音、「じゅう」は呉音です。
本来は「ちょうふく」と読みます。

しかし、現在は「じゅうふく」と読む人が多くなりました。これは辞書にも掲載され、認められるようになった
「慣用読み」の読み方なのです。

「重複」を「じゅふく」と読んだ場合も、言葉の意味は変わりません。しかし色々な場面で使う時、もとは「ちょうふく」と読むとういうことは覚えておきたいですね。

この様な「慣用読み」の例はほかにもあります。→こちら

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「会釈」の正しい読み方「かいしゃく」「えしゃく」?意味と由来・語源

会釈」はなんと読むでしょうか?

読み方:えしゃく
意味:軽く挨拶や礼をするこ

語源:仏教語の「和会通釈」を略した言葉。
「和会通釈」とは、仏典で、前後の内容を照合し、矛盾がない解釈をすることです。「会通(えつう)」ともいいます。

「会」は「かい」とも読むため「かいしゃく」と読みそうになりますが、「一期一会」の「会」と同じ様に「え」と読みます。
愛知県知多郡には「会下(えげ)」という地名もあります。

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「古文書」は「こぶんしょ」「こもんじょ」?読み方と意味

古文書」の読み方と意味

読み方:こもんじょ
意味:古い文章
歴史学上では、特定の対象へ意思を伝えるために作成された近代以前の文書のこと

「こぶんしょ」とも読めますが
「こもんじょ」と読む方が一般的です。

「古文書」の「書」は「しょ」と読むことができ
「書」単独で「じょ」とは読みません。
ではなぜ「こもんじょ」と濁ってよむのでしょうか?
これは「連濁(れんだく)」と呼ばれる現象です。
二つの語が結びついて一語になるとき、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化すること。
例:長靴(ながぐつ)、切り花(きりばな)手紙(てがみ)など

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「あり得る」は「ありえる」「ありうる」?正しい読み方と意味

あり得る」はなんと読みますか?

読み方:ありうる
意味:起こる可能性がある。
   当然考えられる。

反対語:あり得ない(ありえない)
あり得ない」の意味:
  あるはずがない。起こる可能性がない。

読み方「ありえる」は間違い?
反対語が「あり得ない(ありえない)」であるため、
それに合わせると「ありえる」と読む人も多い。
本来は「ありうる」であるが、口語的には「ありえる」ということも許容されつつあります。
しかし、「あり得る」は本来は「ありうる」と読む方が正しいでしょう。

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「代替」は「だいがえ」「だいたい」?正しい読み方と意味

代替」はなんと読みますか?

読み方:だいたい
意味:ほかのもので代えること

読み方「だいがえ」は間違い?

「代替」を「だいがえ」と読むことも多くあります。
これは「大体(だいたい)」と区別するために
「だいがえ」という読み方が定着したからだとか。

また「だいがえ」は「だいたい」の重箱読みであり、間違いではありません。

「重箱読み」とは
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みのように
上は音読みで下は訓読みで読む読み方のこと。
例:縁組(えんぐみ)、軍手(ぐんて)、借家(しゃくや)など

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「二十歳」と「弱冠」は類語?意味と由来

二十歳」と「弱冠」は全く同じ意味ではありませんが、とても似ている表現です。

「弱冠」の由来
古代中国で男子20歳を「弱」といい、元服して冠をかぶる元服式を行ったことに由来。(他にも辻髪志学弱冠而立不惑知命耳順従心など年齢に由来する表現があります。「不惑」については→こちら

本来の意味
男子20歳の異称。(女性に使うのは適切ではありません。)
また、成年に達することです。

現在では「20歳前後の若い人を指す」言葉として使われることが多くなっています。

ちなみに、「二十歳」は「はたち、にじゅっさい、にじっさい」と読みますが、「20歳」と表記した場合は「はたち」とは読みません。

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「創業」「創立」「設立」の違いを簡単に説明

創業〇年、設立○△周年、創立△年など
会社や団体の説明などで使われることを耳にする機会があると思います。
この「創業創立設立」の違いは何でしょうか?

創業」とは、事業を始めること(事業を開始した時期)
一般的に個人や組織は関係なく、業務を始めれば創業となります。

創立」とは
組織や機関を初めて立ち上げること(事業を開始した日)
一般的に学校や団体、企業など幅広く使われる言葉です。

設立」とは
商業、法人を登記すること(法人登録した日)
企業に使われる言葉です。

ちなみに、創業、創立日は法的な意味はありませんが、
設立日は会社法に則り、登記した日であり、
社会的に認められたという意味になります。

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「発足」の読み方は「はっそく」「ほっそく」?

発足」の読み方は「はっそく」「ほっそく」どちらでしょうか?

答え「はっそく」と「ほっそく」
どちらも正しい読みです。
しかし、現在は「ほっそく」の読み方が一般的とされています。

「発足」の意味
組織や団体などが活動を始めること。
出発すること。

「発」を「はつ」と読むのは漢音
「ほつ」と読むのは呉音とされています。
呉音は仏教の言葉や漢音が伝わる前に定着していた日本語によく使われています。

室町時代の書物『日葡辞書』(にっぽじしょ。)には
「発足」を「はっそく」「ほっそく」の両方の読みが記載されており、その頃はどちらも一般的に使われていたと考えられます。

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「礼賛」は「れいさん」?読み方と意味

礼賛」は「礼讃礼讚」とも書きますが
「礼賛・礼讃・礼讚」はどれも「らいさん」と読みます。

「礼賛」のは「れい」と読むため、「れいさん」と読みたくなりますが、「らい」とも読み「らいさん」です。

意味:「褒めたたえること」
もとは仏語で、三宝(仏・法・僧)を拝み、たたえるという意味です。

使い方、例文
・先人の遺業を礼賛する
陰翳礼讃(谷崎潤一郎の随筆)
一刀三礼(いっとうさんらい)
仏像を作るときは、一彫りごとに三回礼拝するという意味で「慎みを持って、深く敬いながら仕事をすること」

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「元も子もない」と「身も蓋もない」「本末転倒」の違い・意味・類義語

「元も子もない」は「もともこもない」と読みます。

元は「元金」の「元」
子は「利子」の「子」を指し、
「利益も元手もなくす」という意味です。
そして、「本来の意義や目的が失われるだけでなく、
失う必要のないものまで失われる」という意味で使います。

「元も子もない」の類義語:

「無駄骨を折る」
「台無し」

「元も子もない」と似ているようで違う言葉:

「身も蓋もない」

表現が直接的で、情緒がないという意味で、
ものごとを素直に表現しすぎ、風情や情緒も感じられない状況で使います。

「本末転倒」
物事の根本的な部分と、ささいな部分を取り間違うこと。
大切なことと、そうでないことを間違えること。を表す言葉であり、「元も子もない」の様にすべてを失った時に使う言葉ではありません。

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