...齧歯類の動物をふせぐのと同様に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...尾の先少し齧(か)み取られて...
巌谷小波 「こがね丸」
...また右の御手に纏かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、熊野久須毘(くまのくすび)の命一七(并はせて五柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...豊国野ノ神と云い豊齧(クイ)野ノ神と云い...
高木敏雄 「比較神話学」
...豊組或は豊齧(ほうそ)と称す...
高木敏雄 「比較神話学」
...かりりと蟹の脚を齧つて...
太宰治 「右大臣実朝」
...蚊蚋肉ヲ齧ミタレドモ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...鼻を齧って来るんだ」庄吉は...
直木三十五 「南国太平記」
...小さな口で齧りながら出て行つた...
北條民雄 「重病室日誌」
...噛み齧つては七転八倒...
牧野信一 「歌へる日まで」
...齧歯(げっし)(兎鼠)...
南方熊楠 「十二支考」
...還って自らを齧み断つ〉とす...
南方熊楠 「十二支考」
...百草を齧(か)み...
南方熊楠 「十二支考」
...相子が剥いて出した梨の白い頭をじゃぶじゃぶ齧(かじ)り出した...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...汽車の窓でこの山栗を剥いてポツポツ齧(かじ)る...
吉川英治 「随筆 新平家」
...鼠に齧(かじ)られたような腫物(できもの)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それを齧ったあげく路傍でヘドを吐くところがある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...口へ入れて溶(と)けるところを残らず歯で齧(かじ)り取る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索