...私(わたくし)はよく間近(まじか)の岩(いわ)へ齧(かじ)りついて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...尾の先少し齧(か)み取られて...
巌谷小波 「こがね丸」
...あるいは木鼠がものを齧る音...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また右の御手に纏かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、熊野久須毘(くまのくすび)の命一七(并はせて五柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「ここにいる人間が私の襪を齧んだためでございます...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「織成」
...向日葵(ひまわり)の種子を齧(かじ)っていた...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...対手が妙に生齧(なまかじ)りの法律口調で話しかけるのを...
近松秋江 「狂乱」
...その他(ほか)大してためにもならなかったフランスのパン屑みたいな学問だのを齧(かじ)っていた頃でさえ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...益満の野郎の鼻を齧るつもりで行ったさ...
直木三十五 「南国太平記」
...齧るんだ」庄吉は...
直木三十五 「南国太平記」
...お静の頸(くび)っ玉(たま)に齧(かじ)り付いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」この生齧(なまかじ)りの哲学者メ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...草を喰み、土を齧り、野に伏すとも、断じて戦ふところ、死中、自ら活あるを信ず〉というのは、いまはもうこの世にいない阿南さんの八月十日の布告だった...
久生十蘭 「だいこん」
...一ト破片(かけ)大(おほ)きく齧(かじ)りました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...かような哲学をちょっとでも齧(かじ)ることを非常に偉大なことと心得て思いあがる人々に属するものである...
三木清 「語られざる哲学」
...揚豆腐の端が少し齧られていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...石に齧(かじ)りついても...
吉川英治 「黒田如水」
...焙(あぶ)り焙り齧(かじ)り合いながら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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