...僕位の年齡のものが大抵考へるやうになつた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...余は暴漢の手に捕へられたる妙齡の處女の如く...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...齡から云へば、孝子は二十三で、健の方が一歳下の弟である...
石川啄木 「足跡」
...然しそれは單に年齡の相違ばかりではないやうでもあつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...學齡期を相當過ぎてゐるのに登校をさせることも出來ず...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...一昨年の秋、私はたまたま昔の阿蘭陀書房、即ち今日のアルスの北原鐵雄さんに、あなたはうちで出した芥川のものを持つてゐるさうですねえ、といはれて、その北原さんに、羅生門を出されたのは、あなたのおいくつのときでしたと申しましたが、北原さんの年齡、それは必ずしも羅生門のためばかりのわけではなく、芥川さんの始めと終りの二度、芥川さんが生涯で一番元氣であつた時と、おそらくはその中間を空白でゐて、また、一番へこたれてしまつてゐた時とに會つてゐる、北原さんのまはりあはせを承知してゐて、その年齡をたづねたのですが、それはそれとしておきまして、北原さんのさつぱりとした昔話は、少くとも、羅生門出版の由來については、淡々として話をされてゐたが、その因縁は全くもつて初耳のことでありましたから、今日はそれを一寸、みなさんに、お傳へ致しておかうと思ひます...
小穴隆一 「二つの繪」
...のみならず、かうして花にも佛にも浮かれて、齡を忘れ、憂ひを忘れつつ、來る歳々を氣樂に送つて行く婆さんは、定めし自分を幸福に感じてゐるでもあらう...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...『學齡前の精神の教育は大學教育に勝る』といふ名言を何時も忘れはしなかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...而して年齡は八十ばかりになつて居るさうだ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...しかも妙齡十六の時...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...彼の年齡に特有な「羞恥」からは...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...年齡の影響に依るであらう...
三木清 「人生論ノート」
...この年齡に達した者にとつては死は慰めとしてさへ感じられることが可能になる...
三木清 「人生論ノート」
...父と子との間の年齡の相違に於て規則的に觀察される時間の幅が世代の概念を形作る...
三木清 「歴史哲學」
...自分も其齡になれば棄てられると考へ付いての發意で...
南方熊楠 「棄老傳説に就て」
...壽命は艱生次第常人の年齡に達し得べきこと抔...
横瀬夜雨 「花守」
...その顏立は齡のために全く損なはれてはゐなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あながち年齡には依らないやうだ...
吉川英治 「折々の記」
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