...齡の若さうな痩せた鹿毛が鼻尖で積んだ雪に惡戲(いたづら)をして居る...
有島武郎 「半日」
...人々は我齡を算へ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...齡から云へば、孝子は二十三で、健の方が一歳下の弟である...
石川啄木 「足跡」
...齡は三十四五であるが...
石川啄木 「足跡」
...二の年齡をしてゐたが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...それほど彼奴が共に齡すべからざる奴ならばだ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...彼(あ)の子と彼(あ)の御母さんと――齡が三十も違つてゐてね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...しかし年齡と共にそれは全く失はれた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...わが老齡を憐まむ』聞きて勇將おほいなる獅子王の皮...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイアに救援貸すと思へるや?我は汝に妙齡の天女のひとり與ふべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...老齡のわが父のもと音づれて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夫(をつと)の年齡(ねんれい)の若(わか)さによる生理的現象(せいりてきげんしよう)であり...
直木三十五 「長谷川時雨が卅歳若かつたら」
...それで居ながら其時の年齡を調べて見ると今の自分と殆んど相違がないのである...
長塚節 「記憶のまゝ」
...年齡にも身分にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃の嫁入の適齡期をやゝ過ぎた二十歳...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金兵衞は齡(とし)に耻ぢたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はどうも異性の年齡はよくわからないのでそのお孃さんと美耶子さんとがどのくらゐ年が違ふのか知らないけれど...
堀辰雄 「エトランジェ」
...年齡から受ける思想などは馬鹿にして...
吉川英治 「折々の記」
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