...ボーンズは鼻高々と...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...そのなかにドリー老助教授は、まるで自分のせがれが大演説するのを皆に見せびらかしでもするときのように、鼻高々と、席から立ったり、すわったり、たいへんなはしゃぎようであった...
海野十三 「海底大陸」
...親の富五郎も鼻高々で楽しんでおりましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...上出來のものは家に持歸つて鼻高々と家人に試食させた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...鼻高々と一座を見廻すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...鼻高々と七兵衛の前へ並べて吹聴(ふいちょう)しているのを七兵衛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...鼻高々と平次の家へやって来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...洋装の女房なんて伴れて鼻高々と文学々生相手に洋行談を吹聴してゐる――だが君あいつの家には行かない方が好いよ...
牧野信一 「素書」
...河村夫妻、熊野夫妻、鼻高々です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「お天狗――鼻高々」なぞいうのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...もしこの許攸が、黄河で計(はかりごと)を授けなかったら、いくら君でも、今日この入城はできなかっただろう」と、鼻高々、鞭をあげて、いいつけられもしないのに一鼓(こ)六足(そく)の指揮をした...
吉川英治 「三国志」
...鼻高々に存ぜられます」「ムム気に入った...
吉川英治 「私本太平記」
...「あの者は、わが家の秘蔵家来でおざるよ」成輔は、人々から問われるごとに、鼻高々と、自慢した...
吉川英治 「私本太平記」
...さっそく女房の潘金蓮(はんきんれん)へも鼻高々とひきあわせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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