...風邪で鼻水が出たので、鼻紙を使った...
...あの人はいつも鼻紙を持ち歩いている...
...鼻紙がないと不安で外出できない...
...一つ鼻紙を貸してくれませんか?...
...鼻紙が手元になくて、袖で鼻をかんでしまった...
...鼻紙がちらちらと...
泉鏡花 「悪獣篇」
...まさか鼻紙で魚釣りをする訳ではあるまい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...やわらかい鼻紙を懐(ふところ)に入れているのを見て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...持って参りました」女は鼻紙袋を出してその中から...
中里介山 「大菩薩峠」
...袂(たもと)から鼻紙を出してちいんと鼻をかんだ...
夏目漱石 「野分」
...ふところから鼻紙を出してはなをかむんだよ...
新美南吉 「病む子の祭」
...中には鼻紙と小遣が少々挾(はさ)んであるだけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し手跡(て)が違ふやうでしたが相變らず鼻紙へ書いた拙(まづ)い字で」「さうでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちょいとやってくれ」「親分が書きゃアいいでしょう」「俺の字じゃ納まらない事があるんだ」鼻紙を一枚...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し手跡(て)が違うようでしたが相変らず鼻紙へ書いた拙(まず)い字で」「そうでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...書いたものがありますよ」ガラツ八は鼻紙に消炭で書いたのを押入の隅から拾ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただの鼻紙と気がついてあわてたんだろう」散々に敗北したようでも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一軒ごとの格子に烟草の無理どり鼻紙の無心...
樋口一葉 「たけくらべ」
...二千両は鼻紙代にもならねえが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...お母様はハフリ落つる涙を鼻紙でお押えになりました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...右手には新しい四ツ折のハンカチと鼻紙...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...張合いのないこと夥(おびただ)しいが、こっちには計画があるから、予定を運んで、召捕った時に、彼が持っていた穢(きたな)い財布――むろん沢山ははいっていないが――それと叺(かます)の煙草入れ、鼻紙などを、返してやる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...何か難しい書物だの鼻紙などを例の如く小風呂敷につつみ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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