...繊毛運動で鼻糞を排出する...
...一 放屁アンドレエフに百姓が鼻糞(はなくそ)をほじる描写(べうしや)がある...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...よく指先で鼻の孔(あな)から鼻糞を穿(ほじ)くり出したものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...指先きで頻りと鼻糞をほじくつてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...濃茶が廻つて来さうになつたので良寛は急いで掌面の鼻糞円めにかゝつた...
薄田泣菫 「茶話」
...上人はその一刹那鼻糞は鼻の孔から取り出して来たものだといふ事を思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...鼻糞は真黒にかたまつてゐる...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...獅子鼻の鼻糞の附いている鼻を前へ突き出すようにした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...鼻には鼻糞をつまらしてるし...
豊島与志雄 「失われた半身」
...耳垢をため、鼻糞をため、肱や膝はざらざらです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...犬や鼻糞の臭いがうつってるような気もしました...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...俺は鼻糞をほじくりながら...
豊島与志雄 「神棚」
...手の垢(あか)や鼻糞(はなくそ)を丸めて丸薬(がんやく)を作って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...鼻糞(はなくそ)ほどだが香奠まで添えて持って来た八五郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...熊の膽(ゐ)だか鼻糞(はなくそ)だか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻糞(はなくそ)ほどの香奠を月番の老爺に届けさせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鼻糞月給とりの癖にしやがつて――あたしだつて...
牧野信一 「茜蜻蛉」
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夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ひとの鼻の世話を焼いてるより自分の鼻糞でも掃除してろ」とお叱りを受けそうであります...
夢野久作 「鼻の表現」
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