...繊毛運動で鼻糞を排出する...
...或いはもうこれ以上折れないというほど小さく折り畳みて鼻糞大にしてしまうものあり...
海野十三 「発明小僧」
...鼻糞(はなくそ)7・3(夕)森鴎外氏の談話(はなし)によると...
薄田泣菫 「茶話」
...よく指先で鼻の孔(あな)から鼻糞を穿(ほじ)くり出したものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...指先きで頻りと鼻糞をほじくつてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...鼻糞をくッつけたりするんだもの」此の問答をきいて...
谷崎潤一郎 「少年」
...あれ位ァ鼻糞(はなくそ)にもなろうかいた」「そうかな……」「はァいああた...
徳永直 「冬枯れ」
...耳垢をため、鼻糞をため、肱や膝はざらざらです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...人差指で鼻糞をほじくったりします...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...鼻糞をなすつたりする...
中勘助 「銀の匙」
...手の垢(あか)や鼻糞(はなくそ)を丸めて丸薬(がんやく)を作って...
夏目漱石 「思い出す事など」
...鼻糞(はなくそ)ほどだが香奠まで添えて持って来た八五郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...熊の膽(ゐ)だか鼻糞(はなくそ)だか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻糞(はなくそ)ほどの香奠を月番の老爺に届けさせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――鼻糞を掘ったり欠伸(あくび)をしたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しきりに、鼻糞をほじくる...
火野葦平 「花と龍」
...それで今日私の貰っている大学の給料は僅かに大枚七十五円である(数年前久しぶりで十二円ばかりあげてくれたとき「鼻糞と同じ太さの十二円これが偉勲のしるしなりけり」と口吟(くちずさ)んだ)...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...両親のなきあと酒造る父祖の業をほしいまゝに廃(や)めてその産を使い果たせし我なれば早く別れてあの世に在(い)ます父母におわびのよいみやげ鼻糞と同じ太さの十二円これが偉勲のしるしなりけり妻の死と「すえこざさ」の命名昭和三年二月二十三日...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...無意識に鼻糞(はなくそ)をほじっていた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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