...風邪をひいたのか、彼女は鼻端を赤らめている...
...締め切った会議室で鼻端をきかせることは失礼です...
...彼は鼻端で息を荒くしていた...
...友人との会話中、鼻端に汗をかいている彼女を見て心配した...
...照れているのか、彼は鼻端をピンと立てて笑顔を見せた...
...鼻端(はなつぱし)で旅人の埃だらけの足の甲を撫でた...
石川啄木 「散文詩」
...犬は直ぐそれに鼻端を推つけたが...
石川啄木 「散文詩」
...それを己(じぶん)の鼻端(はなさき)に触(さわ)るように持って往ったが...
田中貢太郎 「女の首」
...ベルセネフの鼻端(はなさき)にその鞭が来た...
田中貢太郎 「警察署長」
...すぐ鼻端(はなさき)に腰をかけた男とはなしているところであった...
田中貢太郎 「黄燈」
...ちらと後を見ておいて年老った婢の鼻端(はなさき)へ近ぢかと顔を持って往った...
田中貢太郎 「春心」
...半兵衛の鼻端(はなさき)に触るように係蹄の傍へ往った...
田中貢太郎 「山の怪」
...自分で自分の鼻端(はなさき)を視詰める時のやうに...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...喙(くちばし)細長く尾の鼻端大いに膨れ起り...
南方熊楠 「十二支考」
...鼻端(はなつら)を突き出して...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...針のごとき鼻端(びたん)の毛と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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