...風邪を引いて鼻声になりました...
...彼は鼻声で話しているので、何を言っているかよく聞こえません...
...今朝は鼻声がひどくて、朝食を食べるのもつらかった...
...鼻声のために学校を休んでいる...
...彼女の鼻声がかわいらしい...
...彼の鼻声の歌をきいたことがしばしばあった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...まだなかなかね」と泣きそうな鼻声を出した...
田中英光 「箱根の山」
...鼻声めいたクラリネットの音やコルネットの音が聞こえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それもよい、しかし後刻(あと)では名もない病気!――それなのにそのまはりでは、干柿色の婆々連(ばばあれん)、或ひは呟き、鼻声を出し、或ひはこそこそ話します...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...そんなに引っ張ると手首が抜けるじゃありませんか」少し媚めかしい鼻声です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下女のお竹は戸締りを見るので起きて居た様子ですが、声を掛けて「湯へ入るか入らないか」と訊くと、喜八郎は鼻声で、風邪を引いて居るから――と簡単に断わって、自分の床へもぐり込んだ様子でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...フランス語は鼻声を出したり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...忽ち芝居掛つた鼻声で...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...」とうらみと苦笑をふくんだ鼻声で...
牧野信一 「山峡の村にて」
...「いやあよ!」と鼻声になつて...
水野仙子 「脱殼」
...喜びを押えつけた様な低い鼻声で...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ねっとりとしたわる甘い鼻声だから...
山本周五郎 「季節のない街」
...お父っさんいいでしょ」とおそのが父親に鼻声で云った...
山本周五郎 「さぶ」
...あまったれたような鼻声をだした...
山本周五郎 「さぶ」
...いいきげんに鼻声をたてながら...
山本周五郎 「契りきぬ」
...いちが鼻声をだしながら...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...鼻声も出さずもがきもしなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...しまいには鼻声になって...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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