...わしはあらゆる社会の最も善良な部分――没落した家の子供達とか女役者とか奸黠な悪人とか佞人(ねいじん)とか空威張(からゐばり)をする人間とか――を歓待した...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...狡黠鼠(こうかつねずみ)のごとき...
井上円了 「おばけの正体」
...奸黠老獪(かんかつろうかい)外交の本家本元ではありながらも...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...男の狡黠(わるごす)い態度も蔑視(さげす)まれたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...狡黠猖獗(こうかつしょうけつ)の熟字は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...陰険だとか奸黠だとかいう言葉は不用になって...
豊島与志雄 「微笑」
...その奸黠(かんかつ)なる工事は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...狡黠(ずる)くつて...
夏目漱石 「それから」
...狡黠(ずる)くって...
夏目漱石 「それから」
...猫往昔(むかし)虎に黠智(かつち)と躍越法を教えたが特(ひと)り糞を埋むる秘訣のみは伝えず...
南方熊楠 「十二支考」
...兎は後脚が長くてすこぶる迅(はや)く走りその毛色が住所の土や草の色と至って紛らわしき上に至って黠(ずる)く...
南方熊楠 「十二支考」
...その餌を捉(と)るに黠智(かつち)神のごとき故アフリカや太平洋諸島で殊に崇拝し...
南方熊楠 「十二支考」
...蛇に黠智(かっち)を授けたから...
南方熊楠 「十二支考」
...智馬と知りながら知らぬ真似(まね)して凡馬の値で買うとは黠(ずる)い...
南方熊楠 「十二支考」
...猴の黠智(かっち)驚くべし...
南方熊楠 「十二支考」
...その狡黠(こうかつ)を遥かに人間を駕するものとして敬重す...
南方熊楠 「十二支考」
...醜夷と卑しめ黠虜(かつりょ)と罵(ののし)りし癖の...
三宅花圃 「藪の鶯」
...「曾聞書賈黠無比...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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