...啻(ただ)に学堂教務を統(す)ぶるのみならず学堂出身者の任命の詮衡(せんこう)及び進退黜陟(ちゅっちょく)等総てを委任するという重い権限で監督に任じた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...」内談洩れ近頃官公吏の任免黜陟や...
薄田泣菫 「茶話」
...雷州の録事(ろくじ)に黜(しりぞ)けられた...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...何時其の廢黜する所と爲るを知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何時其の廃黜する所と為るを知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この時ステパンは貶黜(べんちつ)せられて兵卒になる所であつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...老先生は凡てを免黜(めんちゅつ)して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...貶黜(へんちゅつ)すべき事一...
直木三十五 「南国太平記」
...ことさらにそれを卑(いや)しきものに引当てて貶黜(へんちつ)を試みようとする...
中里介山 「大菩薩峠」
...貶黜(へんちゅつ)せらるること七十余回ということを真なりとせば...
中里介山 「大菩薩峠」
...諸省府に時々(じじ)官員の黜陟(ちゅっちょく)あり...
福沢諭吉 「学者安心論」
...官には黜陟(ちゅっちょく)・与奪(よだつ)の権あるゆえ...
福沢諭吉 「学校の説」
...その下等中の黜陟(ちゅっちょく)に心を関して昇進を求(もとむ)れども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...もっぱらその人の手によって進退黜陟(ちゅっちょく)の鍵をにぎられている大主典の堀盛は...
本庄陸男 「石狩川」
...大抵人民を苦しめた上は神をすら濫造黜陟する御威勢で...
南方熊楠 「十二支考」
...此移封は井上河内守正甫(まさもと)の貶黜(へんちゆつ)に附帯して起つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此貶黜(へんちつ)は阿部家の医官が其主の病を治して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あれはもう貶黜(へんちゅつ)せられるのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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