...「黙阿弥のように静かにする」...
...「ものを言わずに黙阿弥のように監視する」...
...「黙阿弥のように表情を崩さずに受け流す」...
...「黙阿弥のように姿をくらます」...
...「黙阿弥のように慎ましく振舞う」...
...黙阿弥(もくあみ)や逍遥(しょうよう)...
太宰治 「正義と微笑」
...沙翁だツて、西鶴だツて、黙阿弥だツて、皆さうである...
田山録弥 「雑事」
...それが近松(ちかまつ)や黙阿弥(もくあみ)張りにおもしろくつづられていたものである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...落葉 薄田泣菫著 照葉狂言 泉鏡花著今戸心中 広津柳浪著 三人妻 尾崎紅葉著一葉全集 樋口一葉著 柳橋新誌 成島柳北著梅暦 為永春水著 湊の花 為永春水著即興詩人 森鴎外著 四方のあか 蜀山人著うづら衣 横井也有著 霜夜鐘十時辻占 黙阿弥著其他深く考へず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...自分は黙阿弥劇の毒婦と又白浪物(しらなみもの)の舞台面から「悪」の芸術美を感受する場合...
永井荷風 「虫干」
...所謂(いはゆる)「殺しの場」として黙阿弥劇中興味の大部分を占めてゐる事は...
永井荷風 「虫干」
...黙阿弥の著作は幕末から維新以後に於ける東京下層社会の生活を研究するに最も適当な資料であらう...
永井荷風 「虫干」
...本所(ほんじょ)に住む黙阿弥翁(もくあみおう)のことで...
長谷川時雨 「神田附木店」
...黙阿弥(もくあみ)もので見てもわかるが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...黙阿弥の最高脚本料は三千円位だった由...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...宇野浩二と黙阿弥は今年の研究題目なのだが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これでは元の黙阿弥で何にもならぬと言う...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今日にして浅草宮戸座は、黙阿弥、三世如皐、其水、新七らが特定狂言の研究室であつた、図書館であつた、宝庫であつたとも亦云へよう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...黙阿弥が士族の商法のモデルとしたかの筆屋幸兵衛の一家がこの横丁に貧居を構へ...
正岡容 「山の手歳事記」
...黙阿弥などにもこの種の因縁はザラにあるけれど...
正岡容 「我が圓朝研究」
...けだし「魚屋宗五郎」は「幡随長兵衛」などと共に黙阿弥傑作の一に数へて...
三木竹二 「明治座評」
...作者河竹新七は後の黙阿弥で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分が黙阿弥(もくあみ)の門人になったのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
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