...「黙止!」と叫んで、相手に静かにするよう命令する...
...教室で黙止を求められた...
...審判が「黙止!」の笛を吹いた...
...「黙止」を守ることが礼儀だ...
...ミーティング中、上司が黙止を求めた...
...金銭の事ゆえ思召す所を憚(はば)かりて黙止たりしが残念の事を仕(つかまつ)りたり」と言うに...
饗庭篁村 「良夜」
...余もとより黙止に付すべからず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...平素冒険的の気性のある男だから黙止していられない...
井上円了 「おばけの正体」
...しかして感謝すべきは余は黙止し居(お)るを得べければなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...是レ臣ノ黙止スルコト能ワザル所ナリ」かく政府の無為を糾弾して聖明に訴えたのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さうして聞くとも無しに聞く俳句界の消息は私をして黙止するに忍びざらしめるものがあつた...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...政府当局ガ陛下ノ地ト人トヲ把テ如此キノ悲境ニ陥ラシメテ省ミルナキモノ是レ臣ノ黙止スルコト能ハザル所ナリ...
田中正造 「直訴状」
...母の言(ことば)黙止(もだ)し難くて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...さすがにその請いに任せて彼が帰り来るまでは黙止(もだ)すべき約をばなしつれど...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...死活の瀬戸際だから黙止してはいられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...之等(これら)の黙止すべからざる温情が亨一の荒(すさ)んだ心に霑(うるお)ひを与へた...
平出修 「計画」
...開国以来の世変を見れば自(おのず)から黙止すべきにも非(あら)ず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...如何(いか)にしても黙止(もくし)しがたく...
福田英子 「妾の半生涯」
...厚意(こうい)黙止(もだし)がたく...
福田英子 「妾の半生涯」
...市民の黙止(もくし)難き推戴に依って遂に王位に即いたが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...関羽は黙止しておられません...
吉川英治 「三国志」
...ぜひ足下にも一臂の力を貸してもらわねばならん」「主命とあれば黙止(もだし)がたい...
吉川英治 「三国志」
...その戦果たる荊州地方を何もせぬ玄徳に横奪りされて黙止しておられるか」「ごもっともです...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??