...白栗毛(しろくりげ)と黒鹿毛(くろかげ)の見事な馬を曳(ひ)いて来させたりして披露(ひろう)をした...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...白馬岳の峯頭に浮彫りする黒鹿毛の逸物(いちもつ)で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...涙の強者(つわもの)黒鹿毛(くろかげ)の鞍(くら)つぼへ踏み跨(またが)った自分の胴脇へ...
吉川英治 「篝火の女」
...クンプウというサラブレッド種の黒鹿毛(くろ)を」「クンプウ? へえ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...やおら黒鹿毛をひいて麓にくだり...
吉川英治 「三国志」
...そこを去るな」あなやと思うまに、丈八の蛇矛(じゃぼこ)、黒鹿毛の逸足、燦々(さんさん)たる甲(こうがい)が、流星のごとく此方へ飛んできた...
吉川英治 「三国志」
...さいぜんの黒鹿毛に乗った侍は...
吉川英治 「私本太平記」
...黒鹿毛(くろかげ)にまたがった白衣(びゃくえ)の男と朱柄(あかえ)の槍(やり)を小わきにかいこんだりりしい若者...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ヒラリと黒鹿毛(くろかげ)を乗りすてて右手(めて)なる戒刀(かいとう)を引ッさげたまま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...黒鹿毛(くろかげ)にまたがって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...白馬(はくば)黒鹿毛(くろかげ)をかけまわしている七人の影は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...みずから「項羽(こうう)」と名づけた黒鹿毛(くろかげ)の駿馬(しゅんめ)にまたがり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...黒鹿毛(くろかげ)の駒(こま)を疾風(しっぷう)のごとく飛ばしてくるひとりの勇士があった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...黒鹿毛(くろかげ)の馬三頭のくつわをならべ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...黒鹿毛(くろかげ)の馬首(ばしゅ)をならべて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鮮やかに追い抜いて行った一頭の黒鹿毛(くろかげ)があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...後塵を浴びせて追い抜いて行った黒鹿毛を見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...鼻すじの白い黒鹿毛がいた...
吉川英治 「源頼朝」
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