...それがおんつぁんを黒表に載る人間にしようとは誰もが思はなかつたらう...
有島武郎 「骨」
...これかな」探偵は白黒表の最後のところのンを指す...
海野十三 「暗号の役割」
...前半の文字を四角に並べた白黒表をこの上に重ねる...
海野十三 「暗号の役割」
...ばたんと机に音がして黒表紙の帳簿(ちょうぼ)が課長の前に置かれた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...さっきからそのへんをまごまごしている黒表紙の事件引継簿であった...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...黒表紙の引継簿の仕切紙の挟まっているところを開いて読んだときに...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...黒表(ブラックリスト)にのっている豪の者なんでしょうね」と...
海野十三 「地球要塞」
...――本の形は黒表紙で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...警察の黒表(ブラックリスト)に載せられたり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...黒表紙の古ぼけたノートが五冊...
久生十蘭 「だいこん」
...彼女が社会運動の為め黒表(ブラックリスト)にのって就職口にも事欠くようになった処へ...
細井和喜蔵 「女給」
...彼も例の黒表の一名だが...
牧野信一 「鬼涙村」
...彼も例の黒表の一名だが...
牧野信一 「鬼涙村」
...包みを解くと中から一冊の黒表紙の文書が表はれた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...梅素玄魚の三名が黒表紙の『評判記』を出したのは明治十一年から二十年まで...
山本笑月 「明治世相百話」
...目下警視庁の黒表(ブラックリスト)に控えられている不良少年が約三千...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...――彼の黒表にのぼっていたおもなる大族は菊池...
吉川英治 「私本太平記」
...二た股者くさい大将は黒表(ひょう)に上げて...
吉川英治 「私本太平記」
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