...薄い光のさしたグラスの中にはまだ小さい黄金虫(こがねむし)が一匹...
芥川龍之介 「カルメン」
...小さな黄金虫(こがねむし)が一匹ぶうんと音を立てて...
芥川龍之介 「偸盗」
...【図形代用法】ポーの「黄金虫」...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ポー(黄金虫)ドイル(悪魔の足その他)コリンズ(月長石)以来大多数の探偵小説は多かれ少なかれ神秘学的要素を含んでいる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...背広の背(せな)をいつも黄金虫(こがねむし)のやうに円(まろ)めてゐた良人(をつと)に...
薄田泣菫 「茶話」
...黄金虫太陽は、酔つ払ひのやうに汗ばんだ赤銅色(しやくだういろ)の顔をてかてかさせて、おちつきのない血走つた眼であたりを睨(ね)め廻してゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...まだ年若な黄金虫が二つ...
薄田泣菫 「独楽園」
...家畜の糞を丸めてボールを作り転がし歩く黄金虫(こがねむし)がある...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...一匹の黄金虫に生れなかつたことを...
仲村渠 「明るすぎる月」
...そして床のすみに小さく黄金虫(こがねむし)のように固まりながら...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...けし粒ほどの小蟻(こあり)が黄金虫(こがねむし)か何かを引っぱるように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...甲虫(かぶとむし)か黄金虫(こがねむし)でも見つけようものなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...畜生め! 黄金虫だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ほんとの黄金虫でさ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...ウィル旦那はあの黄金虫に頭のどっかを咬(か)まれたんでがす」「と思うような理由があるのかね? ジュピター」「爪(つめ)も...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...――あの黄金虫でがすかい!」とその黒人は恐ろしがって尻込(しりご)みしながら叫んだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...奇怪な『黄金虫』か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...」私は無論この「大鴉」や「黄金虫」の作者を前にして多大な興味でその言葉に耳を傾けた...
牧野信一 「『ユリイカ』挿話」
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