...かつて安田靱彦は黄瀬川の陣に相会する頼朝義経の像を画いて三代美術の精粋をうたわれたが...
伊丹万作 「映画と民族性」
...黄瀬川の淙々たる流れを隔てゝ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...黄瀬川を隔てゝ、浮世とは離れてゐるとはいへ、上、皇室の御仁慈の下に、神と人との愛の翼の下に平和に、愉しく生活してゐるのである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...黄瀬川について沼津宿へ下りるようになっていた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...あの麓を流れた黄瀬川(きせがわ)の岸で...
柳田国男 「雪国の春」
...貴様が黄瀬川家をつぐとなったら後々が思いやられるのだ...
吉川英治 「御鷹」
...組下の黄瀬川新五左と...
吉川英治 「御鷹」
...さきに黄瀬川での頼朝...
吉川英治 「折々の記」
...その群影は――御殿場――御坂――佐野ヶ原――黄瀬川べりと...
吉川英治 「私本太平記」
...西に黄瀬川をのぞんだ土狩(とかり)の岡だった...
吉川英治 「私本太平記」
...黄瀬川の向うには...
吉川英治 「私本太平記」
...黄瀬川の上を取って...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉の新府には、手斧初(ちょうなはじ)めの声高く、黄瀬川の夕べ、奥州平泉から駈けつけた源九郎義経と、頼朝とが初めて兄弟の名のり合いをするなど、今や、東国の野は一陽来復の春を芽ざし、西の空、旧き都は荒涼として、飢民の土小屋に煙さえ立たず、福原の雪ノ御所なる入道相国の夢も、夜々、安からぬ風浪の上であった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...黄瀬川の宿(しゅく)などで遊びに更(ふ)かすのも常だったから...
吉川英治 「源頼朝」
...黄瀬川(きせがわ)の宿駅には...
吉川英治 「源頼朝」
...……黄瀬川の夜以来...
吉川英治 「源頼朝」
...黄瀬川の夜とはちがって...
吉川英治 「源頼朝」
...黄瀬川の宿で初めて会った時とは正反対な兄を見るここちがした...
吉川英治 「源頼朝」
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