...尾羽の先は黄色く...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...陳皮(ちんぴ)や大黄(だいわう)の匂がすると...
芥川龍之介 「雛」
...それに真物は絵とちがって黄土色を呈しているのである...
上村松園 「余齢初旅」
...黄色くどろどろしていた...
梅崎春生 「黄色い日日」
...庭で酒を飲んだときのことを思いだしてみると、ちょうど四十三箇月目に当っていたからひどく不思議に思って、その手紙を黄英に見せて、「何所へ結納(ゆいのう)をあげましょう」といって訊くと、黄英は、「結納はおもらいしません」と言った...
田中貢太郎 「黄英」
...ただ見る清洲古城址の草の青黄色いところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...気持のわるい黄色の臭(にお)う液体がこぼれてきて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...黄昏(たそがれ)...
久生十蘭 「地底獣国」
...甚しきに至つては白色かと怪しまれる程の淡黄色なのさへもあるので...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...襟に黄色い菊飾のしるしをつけたような善光寺詣りの連中がのぼって来ているだろうのに...
宮本百合子 「上林からの手紙」
...黄金色(きんいろ)の鬚が薄く...
夢野久作 「戦場」
...薄暗い穹窿(きゆうりゆう)の下(もと)に蝋燭の火と薫香の煙と白と黄金(きん)の僧衣の光とが神秘な色を呈して入交(いりまじ)り...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...黄荒(こうこう)の末季(まっき)を心なしに見ておりましょうや」と...
吉川英治 「三国志」
...黄金の(かぶと)をいただき...
吉川英治 「三国志」
...黄門侍郎(こうもんのじろう)董允(とういん)と諫議大夫(かんぎたいふ)杜瓊(とけい)のふたりをまたさしむけられた...
吉川英治 「三国志」
...モクリと黄色いけむりがあがった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...はるかに黄色い土けむりが立ち始めていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...勘六は腰まで水の中に浸(つか)っていた――萠黄股引(もえぎももひき)に夜討草鞋(ようちわらじ)の片足を高く宙に揚げて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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