...安倍仲麿を買取るについて栗のきんとんを倹約(しまつ)したか...
薄田泣菫 「茶話」
...柿本人麿(かきのもとのひとまろ)にしましても景色を諷った歌もたくさんにあります...
高浜虚子 「俳句への道」
...篤麿駑たりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そもそもゴンクウルがこの新研究に着手したりしはその著『歌麿伝』の叙にも言へるが如く...
永井荷風 「江戸芸術論」
...清長歌麿二家において浮世絵は発達の頂上に達したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...季麿秀才とを驚かした弁信法師は...
中里介山 「大菩薩峠」
...歌麿のあるなしで事実の歴史以外にもう一つ想像史が成立する訳であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...併(しか)しそれは決して不思議な事でも何んでもありません」錦木幸麿は少し反抗的な調子ですが...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...一介の漁奇的な骨董品として輸出された歌麿の美人画は...
溝口健二 「日本趣味映画」
...歌麿のカマドの前で火ふき竹でふいている女とかまのふたをとろうとしてその火の煙でしかめ顔している女との二人立の絵や...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...秀麿は位階があるので...
森鴎外 「かのように」
...」こう云って秀麿の顔を見ながら...
森鴎外 「かのように」
...麿(まろ)の頬を打った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...十八公麿を抱きとってきた...
吉川英治 「親鸞」
...車の前に、薙刀(なぎなた)が仆(たお)れかかったり、あらくれた武者が、咎(とが)めたりしたが、十八公麿は、その中で、孝経を読んでいた...
吉川英治 「親鸞」
...それにしても、十八公麿が、こちらに見えないのはまだ不安である...
吉川英治 「親鸞」
...「よいお寺――」と、十八公麿は、しきりと、そこらを見まわして、他愛がない...
吉川英治 「親鸞」
...吉野は麿(まろ)たちに風邪(かぜ)を引かせる趣向か」「おそれ入りました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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