「麿」の意味
古代日本の尊称
小説での「麿」の使い方
...前に申しました春信、英之、歌麿に限らず、すべての浮世絵作家の筆は、錦絵に比べて、ずっとサバけたものでして、色彩なども錦絵のもつ、あんな妍雅(けんが)な味わいがないようで、いったいに堅い気持に受けとれるのでした...
上村松園 「浮世絵画家の肉筆」
...近衛篤麿(このえあつまろ)公が座長に推され...
太宰治 「惜別」
...之に較べて著しく一応の態をなしているのは赤松克麿氏の書いたパンフレットである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...浮世絵風俗画は鈴木春信(すずきはるのぶ)勝川春章(かつかわしゅんしょう)鳥居清長(とりいきよなが)より歌麿(うたまろ)春潮(しゅんちょう)栄之(えいし)豊国(とよくに)の如き寛政(かんせい)の諸名家に及び円熟の極度に達せし時...
永井荷風 「江戸芸術論」
...歌麿伝は千八百九十一年(明治二十四年)に出(い)づ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(余の友人板倉氏の説に国貞の風俗画の佳良なるものは歌麿の画題と布局とをそのままに模写したるもの多しとぞ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それでも綾麿は、五つ目に日参して、天狗長兵衛の観音様に、敬崇と愛着の真心を捧げることを忘れなかったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...綾麿には身の毛のよだつほどに感じますが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...安倍仲麿(あべのなかまろ)の蜘蛛(くも)でも下がってくれなきゃと申される」「なるほど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...龍麿はそのうち「キ...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...村上日麿といふ金持らしき人物現はれ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「われ/\は諷射しよう!」と詩人大江鉄麿は...
槇村浩 「詩諷」
...秀麿は平生丁度その時思っている事を...
森鴎外 「かのように」
...秀麿はいつも内には事業の圧迫と云うような物を受け...
森鴎外 「かのように」
...十八公麿を膝にのせていた父の有範が、その時、「あっ?」愕然(がくぜん)として、「十八公麿が、ものをいうたぞ...
吉川英治 「親鸞」
...「やあっ、あの声は梢ではないか」ここには、朝麿が、なに者かにふいに棒かなんぞでうちたたかれたように気を失っているし、あなたには、けたたましく救いを呼ぶ梢の声がきこえるし、事態はただごととは思われない...
吉川英治 「親鸞」
...清麿に――という依頼であったが...
吉川英治 「山浦清麿」
...今にも、事こそあれば、喩(たと)え勤王方の兵であろうと、この老骨に、伝来の一腰横たえて、戦うやも知れぬ』六十も越えて、眉もすでに白い人の、その眸(ひとみ)の奥に、清麿は初めて、真の徳川武士というものを見た心地がした...
吉川英治 「山浦清麿」
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