...重ねて年少の諸友に告ぐ――「汝等パリサイ人の麺麭種を愼め...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...堅麺麭(かたパン)のやうな二宮宗に...
薄田泣菫 「茶話」
...」麺麭(パン)9・16(夕)地中海へ日本の艦隊が出征するにつけて...
薄田泣菫 「茶話」
...私はそろそろフランスの麺麭が恋しくなって来たので...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...陣屋より甘美の酒と麺麭(めんぱう)を搬び來りつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...乞食に麺麭の一片を恵んでいた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...麺麭(パン)の皮と一銭銅貨を貰わないうちは帰らない事に一人できめていた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...麺麭(ぱん)を離れ水を離れた贅沢な経験をしなくつちや人間の甲斐はない...
夏目漱石 「それから」
...焼麺麭(やきパン)を噛(かじ)って...
夏目漱石 「野分」
...麺麭(パン)と牛酪(バタ)を取り出した...
夏目漱石 「明暗」
...この製麺業者の心をいっぱいにしていたので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...輪型固麺麭(クレンデリ)や長靴の絵を描いた看板が眼についた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...片手には麺麭(パン)の皮と...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大きな皿にのせた婚礼麺麭(コロワーイ)が運ばれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その中で冷(ひや)素麺にして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そしたら技師の指図(さしづ)だとて腸詰を一斤と麺包(パン)を一つ持つて来て呉れて...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...毎朝、自轉車に乘つた少年達が、手紙だの、花だの、麺麭だの、野菜などを、そんな丘の上まで運んで行きます...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...脚気は白米の中毒という説だから去年の夏は玄米と麺麭(ぱん)ばかり食べていたら脚気が起らなかったよ...
村井弦斎 「食道楽」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??