...堅麺麭(かたパン)のやうな二宮宗に...
薄田泣菫 「茶話」
...態々(わざ/\)麺麭を焼く法を習ひ覚えたものだ)狩猟(かり)に出掛けた...
薄田泣菫 「茶話」
...幸田露伴氏が昼弁当改善の目的で麺麭屋を始めた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...麺麭(パン)をちぎりつつ新聞を読み...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...唯だ素麺の様に出て行く...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...炊事の不便に苦しみいつとはなく米飯を廃して麺麭(パン)のみを食していた...
永井荷風 「砂糖」
...椰子と蛸樹と麺麭(パン)樹とがギッシリ密生している...
中島敦 「環礁」
...現在は麺麭(パン)のためにする写字である...
夏目漱石 「野分」
...豆素麺(まめそうめん)などを売る汚(きた)ない店の隙間(すきま)なく並んでいる所であったが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...老製麺業者の人となりをはっきりさせた上に...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この善良な六十二歳の製麺業者はかつては四十歳にもなっていないように見え...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ほかに海水に濡れた乾麺麭が一袋あったが...
久生十蘭 「海難記」
...麺麭(ブロート)を入れた籠(かご)や牛酪容(ホートルいれ)などが据えられてある...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ベンチの蔭から生姜餅だの白麺麭の一片をそっと見せびらかして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二連(つなぎ)の輪麺麭(ブーブリキ)と腸詰の用意をして来たので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...麺麭などを一ぱい積んだ自轉車に手をかけたままみんなぽかんとして...
堀辰雄 「匈奴の森など」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...其れから近所で麺麭(パン)と塩豚(ジヤンポン)とを買つて来て午飯(ひるめし)を食ひ初めた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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