...橋には往来(わうらい)の麦稈帽子(むぎわらばうし)...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...云はば麦稈帽(むぎわらばう)はかぶつてゐても...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...麦稈(むぎわら)帽子を目深(まぶか)にかぶりながら...
有島武郎 「或る女」
...私は麦稈帽子(むぎわらぼうし)を被(かぶ)った妹の手を引いてあとから駈けました...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...十月になっても被りつづけている麦稈帽子...
有島武郎 「星座」
...夏は大きな麦稈帽子をかぶり...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...毛糸や麦稈(むぎわら)帽子が並べてある...
田山花袋 「田舎教師」
...朝早く大きな麦稈帽子(むぎわらぼうし)をかぶって...
田山花袋 「田舎教師」
...麦稈帽(むぎわらぼう)...
田山花袋 「蒲団」
...麦稈帽(むぎわらぼう)の書生三人...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...古ぼけた麦稈帽の下から...
豊島与志雄 「悪夢」
...おみつの綺麗な麦稈帽子も...
豊島与志雄 「土地」
...素敵な伊太利の麦稈帽子をかぶってビーチ・パラソルの下で 5 o'clock tea を飲んでいた...
久生十蘭 「だいこん」
...行ってみよう」池田は大きな麦稈帽子を冠って外に出た...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...藁(わら)や麦稈(むぎわら)などで作った燈籠を流すが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...三種の麦稈などは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...麦稈帽を阿弥陀(あみだ)に冠(かぶ)った爺さんは...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...吾輩の麦稈帽(むぎわらぼう)を眉深(まぶか)に冠せた友吉の屍体を...
夢野久作 「爆弾太平記」
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