...實に程好い麗しさと險しさを持つている...
竹久夢二 「砂がき」
...翠緑滴らんばかりの島の麗しさ! 遠く白砂の海岸には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...廃墟とはいえあまりにも見事な麗しさに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その麗わしいことは儔(たぐい)のない麗しさであった...
田中貢太郎 「青蛙神」
...少しの翳(かざ)しも止(とど)めない晴々しい麗しさであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...空中に漂ってる無数の神秘な響き、見えない街路の中に行動してる密集した軍隊の気配(けはい)、おりおり高まる騎兵の疾駆する音、砲兵の行進する重いとどろき、パリー街衢(がいく)に交差する銃火と砲火、屋根の上に立ち上ってゆく金色の戦塵(せんじん)、恐ろしげな遠い一種の叫喚の声、至る所を脅かす電光、今やすすりなきするような調子になってるサン・メーリーの警鐘、季節の穏和、日光と雲とに満たされた空の輝き、日光の麗しさ、人家の恐ろしい沈黙...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...淑徳の高い麗しさに感動させられる例がいくつかある...
正岡容 「大正東京錦絵」
...そしてこのぐにやぐにやしたものの麗しさは...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...霽れ間に空に立のぼった夕茜のひとときの麗しさ...
横光利一 「旅愁」
...眉(まゆ)の麗しさ...
吉川英治 「三国志」
...その新妻の麗しさは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...よけい麗しさを増し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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