...麗々(れいれい)と「報正新報」と書してあった...
有島武郎 「或る女」
...言ヒ訖ツテ麗々タル遺韻山谷ニ伝ハリ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...麗々しく昔の役人達の名と書判とがそこに見られた...
田山花袋 「歸國」
...棚(たな)の上の鏡台が麗々と障子の前にすえ直してある...
夏目漱石 「手紙」
...なぜあんなまずいものを麗々(れいれい)と懸けておくんですと尋(たず)ねたところ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...麗々(れいれい)と第二の玉子を袋の底から取り出した...
夏目漱石 「明暗」
...いとも麗々しく書いてあるではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...判官三郎と麗々しく四文字...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...大隈(おおくま)侯夫人綾子も老いての後も麗々しかったように美しかった...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...自らを励まするが如く武張つて「唖子にも夢がある」と麗々しく誌したのである...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...わびしいこの家の壁に麗々と飾りたてたのさ...
牧野信一 「手紙」
...翌日は麗々と正に――午前四時...
牧野信一 「貧しき日録」
...鈴本亭の前に麗々と「池田亀太郎出演」の看板の掲げられるやいなや物見高い都雀はソレ行けヤレ行け早くも開場早々にして...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...麗々(れいれい)しく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...思いやりもなしに婿として麗々しく扱われるようなことになっては今さら醜態で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかもそれらを麗々と御陵の周囲に立てまわすことになっていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...野干坊元正(やかんぼうげんせい)と麗々(れいれい)と署名がしてあった...
柳田国男 「山の人生」
...本の後に麗々と載って居るのだから致し方が無い...
柳田国男 「予が出版事業」
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