...ちょうどこの時代(じぶん)――この篇、連載の新聞の挿絵(さしえ)受持で一座の清方(きよかた)さんは、下町育ちの意気なお母さんの袖の裡(うち)に、博多の帯の端然(きちん)とした、襟の綺麗な、眉の明るい、秘蔵子の健ちゃんであったと思う...
泉鏡花 「薄紅梅」
...』『それは怖ろしいそして綺麗なものでせうね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...自分のものは何ひとつ失はず綺麗に持ち出したOさんは...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...その雪は綺麗な砂糖である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...顔を美しく綺麗(きれい)に見せるためではなくて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...仕上げなど綺麗なもので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それは綺麗な若い女であった...
田中貢太郎 「蓮香」
...綺麗は綺麗だがそこに何らの感興も起らなければ何らの刺戟も受けない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...温泉もあるし、町は綺麗だし、人間は親切だし、王子あたりじゃとても見られないような料理屋もあれば、芸者屋もありますよ...
徳田秋声 「あらくれ」
...そりゃあ綺麗だった...
豊島与志雄 「或る素描」
...あの綺麗(きれい)な鳥(とり)は...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...其中(そのうち)で綺麗(きれい)な支那製(しなせい)の花籃(はなかご)のなかへ炭團(たどん)を一杯(いつぱい)盛(も)つて床(とこ)の間(ま)に飾(かざ)つたと云(い)ふ滑稽(こつけい)と...
夏目漱石 「門」
...「何處だ」「眼と鼻の間――海賊橋の側に綺麗にとぐろを卷いて居るところへ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小綺麗に整つて居るといふだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――此方(こつち)がお萬よりぐつと綺麗だから變ぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...綺麗で可愛らしく滅法仇つぽいのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二月十七日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(国枝金三筆「麗日」の絵はがき)〕二月十七日 日曜日...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...)なかなかどの娘でもこう綺麗にしているものではないて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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