...容姿端麗なる青年だった...
海野十三 「人間灰」
...建つて間もない明るい綺麗な家なのですつとするやうな気がした...
鈴木三重吉 「桑の実」
...昨夜綺麗な女中の坐つてゐたと思はれる所を見て...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...柳麗玉 あら! 安さん...
林不忘 「安重根」
...安さんは一番綺麗に見えるわね...
林不忘 「安重根」
...江戸時代の築城の規模がそのまま壮麗なビル街を前景の裡(うち)に抱え込んでいる雄大な眺め...
谷崎潤一郎 「細雪」
...映画女優の裸体見てつくづく綺麗やなあと感じたことあれへんか?うちやったらそんな時ええ景色見るのんと同じようにうっとりとして何ちゅうことなしに幸福な...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...大きな長火鉢を置いた座敷が綺麗(きれい)に取りかたづけられて...
近松秋江 「うつり香」
...また木目が馬鹿に奇麗だと云って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...六つかしい」「踏台をしたら?」「洋館で外はあんなに綺麗に取片付けられている...
野村胡堂 「音波の殺人」
...決して綺麗ではありませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――世にも麗(うる)はしいお縫に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのころ東京の屋根々々には菱形の中に西洋風の麗人の大首絵を覗かせたゼムの広告が...
正岡容 「大正東京錦絵」
...両国の川開きの花火を見物した時より何十倍の綺麗さでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...怪我人に付き添っている高麗村の次郎というのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...あらゆる華麗な嫁入り妝匣(どうぐ)がそろった...
吉川英治 「三国志」
...大納言ノ典侍(すけ)という麗人がある...
吉川英治 「私本太平記」
...馬上から、的(まと)を睨み、槍を投げては、的を射潰(いつぶ)す彼の演技は、風神颯爽(さっそう)として、華麗壮絶を極め、しかも一度の失敗もなく、五、六たびも繰り返された...
吉川英治 「新書太閤記」
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