...そのまま引用したのであるが)窈窕たる淑女のはれ着の袖を侵(おか)したのは偶然の麁である...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...次を麁蝦夷(アラエゾ)...
太宰治 「津軽」
...お麁末(そまつ)ながら浴室(ゆどの)や女中部屋を建増した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...或晩薪や麁朶や日頃汗水垂らして掘つた木の根などが壁に堆く積んであつたのを大勢で持ち運び/\入口の戸を壓して一杯に積んでおいた...
長塚節 「芋掘り」
...勘次(かんじ)は奉公(ほうこう)にばかり出(で)て居(ゐ)たのでそれ程(ほど)麁末(そまつ)な物(もの)を口(くち)にしたことはない...
長塚節 「土」
...取(と)り敢(あへ)ず手足(てあし)を暖(あたゝ)める爲(ため)に麁朶(そだ)をぽち/\と折(を)つて火鉢(ひばち)へ燻(く)べた...
長塚節 「土」
...夜半(やはん)に卯平(うへい)はのつそりと起(お)きて圍爐裏(ゐろり)に麁朶(そだ)を燻(く)べた...
長塚節 「土」
...どうした趾だらうかと思ひながら行くと麁朶を積んだ荷車が來る...
長塚節 「松蟲草」
...ふりがなを一度失いしためにあるいは校正の麁洩(そせつ)もあらんかとそれのみをおそれます...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...遂(つ)ひに麁想(そさう)をせぬやうに成りぬ...
樋口一葉 「大つごもり」
...『文鳳麁画(そが)』といふのが一冊ある...
正岡子規 「病牀六尺」
...毎度逢って善い顧客だから麁略(そりゃく)にすまい...
南方熊楠 「十二支考」
...一粒の鉄砂も麁末(そまつ)にならぬような話を承る...
南方熊楠 「十二支考」
...欧州で出した『聖書』の翻訳麁鄙(そひ)で...
南方熊楠 「十二支考」
...さて、『贅弁』に神徳高き大神を如何ぞ禽獣とすべけんやと詈ったが、『玉鉾百首(たまぼこひゃくしゅ)』に「いやしけど、いかつちこたま狐虎、たつの類ひも神の片はし」と詠(よ)んだごとく、上世物をも人をも不思議なものを片端から神としたのは万国の通義で、既に以て秦大津父(はたのおおつち)は山で二狼の闘うを見、馬より下って口手を洗い浄め、汝これ貴き神にして、麁行を楽しむ、もし猟師に逢わば禽(とりこ)にされん、速やかに相闘うをやめよと祈って、毛に付いた血を拭(ぬぐ)いやり放ったという(『書紀』一九)...
南方熊楠 「十二支考」
...これは円くて麁(あら)い疣(いぼ)を密生し...
南方熊楠 「十二支考」
...麁闊(そかつ)なりし輩も和熟親睦せしなり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...上古の言葉で「和布」「麁布」と書いたニギタヘ・アラタヘの麁布も...
柳田国男 「木綿以前の事」
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