例文・使い方一覧でみる「鹿毛」の意味

...お前の親分の錢形の平次が鬼鹿毛（おにかげ）に乘つて來たつて... お前の親分の錢形の平次が鬼鹿毛に乘つて來たつての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...飛脚馬には勿体（もったい）ないくらいの鹿毛ですよ... 飛脚馬には勿体ないくらいの鹿毛ですよの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...鹿毛（かげ）を親方は指します... 鹿毛を親方は指しますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...ドウ」親方は鹿毛の鼻面を撫（な）で乍ら... ドウ」親方は鹿毛の鼻面を撫で乍らの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...吹矢の羽は鹿毛馬の毛並と同じ色の焦げ茶色でした」「――」平次は默つてしまひました...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...こんどの上洛は安房から出た砂金や、土産の鹿毛や、少からぬ土産があったので、泰文は保平の親子を釣殿に住ませ、下にもおかぬような歓待をしたが、側女の白女が曹司へ出てとりもちをしているうちに、どこか野趣をおびた、保嗣の公達振（ぶり）にうたれてもの思いに耽けるようになった... こんどの上洛は安房から出た砂金や、土産の鹿毛や、少からぬ土産があったので、泰文は保平の親子を釣殿に住ませ、下にもおかぬような歓待をしたが、側女の白女が曹司へ出てとりもちをしているうちに、どこか野趣をおびた、保嗣の公達振にうたれてもの思いに耽けるようになったの読み方
久生十蘭「無月物語」

...世間並（なみ）に俗な馬鹿毛（ばかげ）た野心があるから可笑（おか）しい... 世間並に俗な馬鹿毛た野心があるから可笑しいの読み方
福澤諭吉「福翁自伝」

...そのうちおとなしくなる」第七章　鹿毛の外套アイダが激しく身震いした...
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...旅行するときいつも着ていた鹿毛の上着だ... 旅行するときいつも着ていた鹿毛の上着だの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...彼方から一頭の逞（たくま）しい鹿毛（かげ）を飛ばして... 彼方から一頭の逞しい鹿毛を飛ばしての読み方
吉川英治「三国志」

...漆艶（うるしつや）の黒鹿毛（くろかげ）と... 漆艶の黒鹿毛との読み方
吉川英治「三国志」

...緋総（ひぶさ）かざりの黒鹿毛に乗り... 緋総かざりの黒鹿毛に乗りの読み方
吉川英治「私本太平記」

...黒鹿毛の背にまたがっていた... 黒鹿毛の背にまたがっていたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...黒鹿毛（くろかげ）の駒（こま）を疾風（しっぷう）のごとく飛ばしてくるひとりの勇士があった... 黒鹿毛の駒を疾風のごとく飛ばしてくるひとりの勇士があったの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...「小癪（こしゃく）な鹿毛」と... 「小癪な鹿毛」との読み方
吉川英治「新書太閤記」

...我に劣らぬもののふにこの大鹿毛（おほかげ）を給ふべきなり... 我に劣らぬもののふにこの大鹿毛を給ふべきなりの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...鍾愛（しょうあい）措（お）かない黒鹿毛は... 鍾愛措かない黒鹿毛はの読み方
吉川英治「源頼朝」

...「これなる黒鹿毛は... 「これなる黒鹿毛はの読み方
吉川英治「源頼朝」