...紫鹿子(かのこ)のふっさりした...
泉鏡花 「薄紅梅」
...丸髷、つぶし島田、先笄、勝山、両手、蝶々、三ツ輪、ふく髷、かけ下し、切天神、割しのぶ、割鹿子、唐団扇、結綿、鹿子天神、四ツ目崩し、松葉蝶々、あきさ、桃割れ、立兵庫、横兵庫、おしどり(雄)と(めす)とあり、まったく賑やかなことであって、いちいち名前を覚えるだけでも、大変な苦労である...
上村松園 「髷」
...私は鹿子木孟郎氏などと一緒に...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...鹿子木氏は考へた...
薄田泣菫 「茶話」
...何(なん)にしても柳が鹿子木氏に知らさないで...
薄田泣菫 「茶話」
...」鹿子木氏はぶつ/\呟(つぶや)きながら川(かは)つ端(ばた)を下つて来ると...
薄田泣菫 「茶話」
...」鹿子木氏は吃驚(びつくり)して自分の画を覗き込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...紀平博士のスケールを小さくして奥行きを浅くしたものは鹿子木員信博士である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...鹿子木博士は九州帝大の哲学教授としてよりも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...権藤成卿翁や鹿子木員信博士と...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...紀平・鹿子木・平泉・の諸氏やその他多数の国粋主義的ファッショ言論家が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...鹿子木員信教授は夫を「新日本主義」と名づけている(『新日本主義と歴史哲学』)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...小太夫鹿子の長襦袢...
直木三十五 「南国太平記」
...大渡(おおわた)しと呼ばれた大川口(おおかわぐち)の渡場(わたしば)は『江戸鹿子(えどかのこ)』や『江戸爵(えどすずめ)』などの古書にその跡を残すばかりとなった...
永井荷風 「日和下駄」
...第九 崖数ある江戸名所案内記中その最も古い方に属する『紫(むらさき)の一本(ひともと)』や『江戸惣鹿子大全(えどそうがのこたいぜん)』なぞを見ると...
永井荷風 「日和下駄」
...ゆへば結るゝ江戸鹿子...
南方熊楠 「女順禮」
...こういう女のひとのタイプと鹿子木夫人の生きる一生対比されて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一 何と女鹿はかくれてもひと村すゝきあけてたつねる一笹(ささ)のこのはの女鹿子(めじし)は...
柳田国男 「遠野物語」
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