...と見えたのは鹿子絞(かのこしぼり)の撥袋(ばちぶくろ)...
泉鏡花 「浮舟」
...緋鹿子がまた燃える...
泉鏡花 「婦系図」
...鳶尾草(いちはつぐさ)の濃紫(こむらさき)にほひすみれのしぼ鹿子(がのこ)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...時には緋鹿子の長じゅばんを着てみたり振袖をつけてみたり――まるで気が変になったのではないかと思われそうなことをやっていますが...
上村松園 「画室談義」
...達磨返し、しゃこ結び、世帯おぼこ、三ツ葉蝶、新蝶大形鹿子、新蝶流形、新蝶平形、じれった結び、三ツ髷、束ね鴨脚、櫛巻、鹿子、娘島田、町方丸髷、賠蝶流形、賠蝶丸形、竹の節...
上村松園 「髷」
...鹿子木孟郎二氏の畫を入れて...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...鹿子木(かのこぎ)氏と芽張柳(めばりやなぎ)4・17(夕)洋画家鹿子木孟郎(たけしらう)氏は牛のやうにのつそりしてゐて...
薄田泣菫 「茶話」
...」鹿子木氏は早速絵具箱をあけて写生にかかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ご馳走にはいり鳥と鶏肉(けいにく)の汁(しる)と豚鍋(ぶたなべ)と鹿子餅(かのこもち)...
田山花袋 「田舎教師」
...其幾群の校友の中に最年長者の本井鹿子さん(第二回卒業七十一歳)を見つけた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...日本主義になったりする(鹿子木員信其他)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...布天神髷(きれてんじんまげ)の赤い鹿子絞(かのこしぼり)と...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...鹿子色(かのこいろ)の光が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ゆへば結るゝ江戸鹿子...
南方熊楠 「女順禮」
...『東名物鹿子(あずまめいぶつかのこ)』に「弥生(やよい)の中の八日...
柳宗悦 「蓑のこと」
...一 何と女鹿はかくれてもひと村すゝきあけてたつねる一笹(ささ)のこのはの女鹿子(めじし)は...
柳田国男 「遠野物語」
...緋鹿子絞りの扱帯を解き放って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...芸妓(げいしゃ)に解かせた緋鹿子(ひがのこ)の扱帯(しごき)を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
ランダム例文:
あらかじめ聞いておく 一般観光客 基本的秩序
便利!手書き漢字入力検索