...寧(むし)ろ鹹水(かんすい)と淡水とのように...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...潮風はゴモラ人(びと)の涙より鹹(から)い...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「鹹つぱいな...
薄田泣菫 「小壺狩」
...淡水(たんすい)と鹹水(かんすい)との区別かも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...鹹気(しおけ)のある水を飲んでいる...
中島敦 「光と風と夢」
...蓋し淡水と鹹水(かんすい)とを相分つの意なり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...橋本は鹹気(しおけ)があるから穀物の種がおろせないのだと云った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...細長い入海か鹹湖で...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
......
三好達治 「間花集」
...冬は鹹味を多くす...
村井弦斎 「食道楽」
...唾液は口から出てアルカリ性だから鹹(しおから)い味だし...
村井弦斎 「食道楽」
...○味噌は上等の鹹(から)味噌にて蛋白質壱割五分四厘...
村井弦斎 「食道楽」
...甘味噌よりも鹹(から)味噌の古きもの善し...
村井弦斎 「食道楽」
...甘くも鹹(から)くも好き自由になる...
村井弦斎 「食道楽」
...甘鹹(あまから)い手の甲の皮膚をシッカリと…………て気を散らそうと試みた……が……しかしその手の甲の肉から湧き起る痛みすらも...
夢野久作 「笑う唖女」
...鹹(つけ)ものは蓮根(れんこん)のぬかづけが好き...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
...(鹹(しょ)っぱい――な)これは...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...たゞ驚くべき鹹味(からみ)が感ぜらるるのみで...
若山牧水 「樹木とその葉」
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