...この水は石鹸を殆ど凝固させることなく洗濯に使うことができる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...石鹸(シャボン)を巻いた手拭(てぬぐい)を持ったままで...
泉鏡花 「婦系図」
...石鹸(しゃぼん)を女湯の方から貰って使うのがあって...
岩野泡鳴 「耽溺」
...彼等の洗う石鹸(せっけん)の泡が...
梅崎春生 「桜島」
...洗濯ものはさつき言つたやうにすつかり石鹸で濡れてゐる...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...其棚の上に己の手拭と石鹸とがある...
高濱虚子 「俳諧師」
...客は両替(シャアンジュ)で換えて来た「灰色の石鹸(サボン)」――大きな金額の丸札――をそのまま賭けてもよし...
谷譲次 「踊る地平線」
...また石鹸(しやぼん)の原料となる...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...新らしい剃刀(かみそり)と石鹸と六尺の褌とだけだ...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...石鹸で手を洗ってると...
豊島与志雄 「金魚」
...浴槽の中で石鹸を使う...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...石鹸(シャボン)が三つ並んでいた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...石鹸ときれいなタオルも...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...同家屋根裏に取り付けられた金一ポンド十七シリング六ペンス也(なり)のブリキの浴槽の中で片手に石鹸を握ったまま...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...アルボース石鹸で洗ったような顔だ」云々という独自のクスグリを...
正岡容 「寄席行燈」
...人は花王石鹸(かおうせっけん)の広告のごとき顔をそう形容するが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...じじと啼(な)くはアルボオス石鹸(しやぼん)の泡なり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...洗濯石鹸(しやぼん)一つづつ前へ置き...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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