...形は鸛(こう)にそっくりの鳥じゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...鼠(ねずみ)の穴の前に張番(はりばん)をしている鸛(こうづる)のように動かずにいるのね...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...その池に時々来る二羽の鸛(こうのとり)から...
豊島与志雄 「文学以前」
...枝の両端をそれぞれ鸛がくわえて...
豊島与志雄 「文学以前」
...」と鸛はくれぐれも注意しておきました...
豊島与志雄 「文学以前」
...亀は二羽の鸛の間に木の枝に口でぶら下りながら...
豊島与志雄 「文学以前」
...島野の鸛一(かんいち)さん)は聖(サン)フロランタンとリュウ・ド・リヴォリが出あう角のグルネルさんの四階の窓から見ていた...
久生十蘭 「だいこん」
...会友のシゴイさんこと鸛一さんは...
久生十蘭 「だいこん」
...男爵島野清彦 仏国飛行大尉名誉勲章四等帯勲者(オフィシェ・ド・レジオン・ドンヌウル)妻ジャネット このところに眠ると彫りつけた鸛一さんのパパとママの小さな大理石の墓があって...
久生十蘭 「だいこん」
...シゴイさんの鸛(かん)一という名は鸛部隊の〈鸛〉からとったんだそうだ...
久生十蘭 「だいこん」
...どんなことがあっても鸛一さんの臨終のねがいを果してあげなければ...
久生十蘭 「だいこん」
...扇ヶ谷の四代目クラブでは故海軍少佐島野鸛一君と故天宮満寿子嬢の合同慰霊祭が同刻に行われる...
久生十蘭 「だいこん」
...したがって鸛は新鮮な餌に不自由しないというわけなんですか...
久生十蘭 「だいこん」
...鸛まがいの食通がいい食料庫(パントリー)はないかと鵜の目鷹の目でさがしまわっている...
久生十蘭 「だいこん」
...シゴイさんの鸛まで出しゃばってきたのでいよいよ騒ぎが大きくなり...
久生十蘭 「だいこん」
...遠くの遠くの方から鸛(こふ)の鳥が銜へて來て...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...また鸛(こう)の鳥だのの...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ひっきりなしに肩を聳(そび)やかしている鸛(こうづる)(しまいに...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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