...「老子の最後から二章目の章の終りに、甘其食、美其衣、安其所、楽其俗、隣国相望、鶏犬声相聞、民至老死不相往来という、その消極的無政府の社会が描かれてある...
大杉栄 「獄中記」
...老子の最後から二章目の終りに、甘其食、美其衣、安其居、楽其俗、鄰国相望、鶏犬声相聞、民至老死不相往来という、その理想の消極的無政府の社会が描かれてある...
大杉栄 「獄中消息」
...工人忽聞二地中鶏犬鳥雀之声一...
高木敏雄 「比較神話学」
...父が「一家鶏犬一車上...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東京城の西、青山街道を行く里余(りよ)、平岡逶(いい)として起伏し、碧蕪(へきぶ)疎林(そりん)その間を点綴(てんてい)し、鶏犬の声相聞う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鶏犬相聞う隣藩すら...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...鶏犬(けいけん)の声だも起らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...鶏犬(けいけん)の声は平和のシムボルでありますけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...夕ニ還レバ鶏犬牛羊一時ニ暴死セルヲ見ル...
牧野富太郎 「植物記」
...野中の掃溜(はきだめ)へ捨て鶏犬の啄(つつ)き(くら)うに任すと書いた...
南方熊楠 「十二支考」
...本朝には別所長治の三木籠城や滝川益氏の高松籠城に牛馬鶏犬を食い...
南方熊楠 「十二支考」
...一駅の人馬鶏犬ことごとく海底に没入す...
武者金吉 「地震なまず」
...老少男女牛馬鶏犬までも...
武者金吉 「地震なまず」
...牛馬鶏犬の如く強靱なものではなかった...
柳田國男 「どら猫観察記」
...家畜鶏犬までもみな斃(たお)れ...
吉川英治 「上杉謙信」
...鶏犬の声さえしなかった...
吉川英治 「三国志」
...奴婢鶏犬(ぬひけいけん)に及ばないからではなく...
吉川英治 「三国志」
...負傭鶏犬(ふようけいけん)も食(しょく)に飽き...
吉川英治 「新・水滸伝」
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