...一羽の鵲が一本の長い棒によって天を空高く押し上げたのでようやく太陽が自由に運行するようになったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...白と黒との染め分けになっている鵲である...
上村松園 「余齢初旅」
...叭叭鳥や鵲の群れて飛ぶのんびりした景色を汽車の窓から眺めていた...
上村松園 「余齢初旅」
...老(としと)つてからは大阪の烏鵲楼(うじやくろう)に引込んで...
薄田泣菫 「茶話」
...竹で作った鵲(かささぎ)を墨子に示して...
太宰治 「惜別」
...つまり人間の体内に耆婆扁鵲(ぎばへんじゃく)以上の名医が居て...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...其地無二牛馬虎豹羊鵲一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...烏鵲(うじやく)南ニ飛ブハ此レ曹孟徳ガ詩ニアラズヤ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鵲(かささぎ)が一羽止って...
中島敦 「プウルの傍で」
...土宜禾稻麻紵蠶桑、知織績、爲布、出白珠青玉、其山有丹、土氣温※、冬夏生菜茹、無牛馬虎豹羊鵲...
范曄 「後漢書倭傳」
...さうして鵲(かささぎ)のやうな黒と白との帽子の下から...
シャルル・ゲラン Charles Guerin 堀辰雄訳 「ジャム、君の家は」
...冬夏菜茹(さいじょ)を生じ牛馬虎豹羊鵲(じゃく)なし〉...
南方熊楠 「十二支考」
...河原の楊はいつせいに煙り、鵲は朝から、遅まきながら長い尾を振る...
三好達治 「測量船拾遺」
...扁鵲中蔵経を引いて載せ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そのまま鵲橋(かささぎばし)の方へ疾風のように身を飛ばそうとするのを...
吉川英治 「江戸三国志」
...「鵲尾坡(じゃくびは)――」と...
吉川英治 「三国志」
...鵲はと見ると、遠くには行かないで、地上を、脚を組合わせるようにして跳ねまわり、やがて真直ぐな、例の機械仕掛けのような飛び方で、一本の木に向かって飛んで行く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...この鵲ばかりである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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