...社員のあいだで鵯越えの異名のついている急勾配の狭い階段をのぼって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「右手は崖(がけ)――こいつは鵯越(ひよどりごゑ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鵯越(ひよどりご)えの攻略などについては...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(二九・六・六)*鵯越(ひよどりご)え...
吉川英治 「随筆 新平家」
...すでに生田(いくた)と鵯越えの直前まで迫っている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...鵯越(ひよどりご)え間道(かんどう)”の径路を...
吉川英治 「随筆 新平家」
...西北から東北のふところには、長田(ながた)や夢野(ゆめの)の町屋根がなお奥深く見渡され、鵯越えは、この丘の真正面に、指すことができるのだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「あの鵯越え口から...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――もっとも、その鵯越えにも、従来、幾つもの異説があって、あれから夢野、刈藻(かるも)川へ南下して来る道と、また、山上の小道を西方へ反(そ)れて、鉄拐(てっかい)ヶ峰を迂回し、遠く一ノ谷の断崖の上に出たという説など区々ですがね...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一ノ谷逆落しというようないい伝えは、まったく誤りであり、鵯越えとは、そんな断崖絶壁を駆け落したのではなく、現今の夢野の坂道を長田町の方へ攻め下って来たに過ぎない、と断定しているだけである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やはり鵯越えから長田へ出て来て...
吉川英治 「随筆 新平家」
...こっちだと書いたら恨まれましょうな」「鵯越えは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...待っている車に乗り「これから鵯越えまで行こうじゃありませんか」とぼくがいい出すと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(二九・七・一一)鵯越えに立ちて車は狭い町幅を市街の北方の山へ向かってゆく...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やっと鵯越え遊園墓地の下までたどりついた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...義経の鵯越えは、旧暦の二月七日だった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして会下山と鵯越えときのうの展望を瞼に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「鵯越(ひよどりご)えのうえに出る道を知っておるか」と...
吉川英治 「源頼朝」
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